二人では少し窮屈な布団の中、身じろぎして薄く瞼を開ける。
目の前には慣れ親しんだ彼がいて、言葉では言い表せない安心感が胸中に渦巻き、ぴっとりと寄り添った。
起こしてしまったのか、零れた寝起きの掠れた声。
起こしちゃった?と小さな声で呟けば、返事もないままにネジの腕が背中に回って抱き寄せられた。
と、言っても、もとからぴったりくっついてたわけだし、さらに強い力でネジの体に押し付けられるような形になった。
愛しい、苦しさ。
額に唇を寄せられ、頭を優しく撫でられる。
しばらくするとまた寝てしまったのか、小さな寝息が聞こえてきた。
彼の手は、私の腰と頭に回ったままだ。
・・・まぁ、今日は任務もないし、いっか。
そうして私もまた、再び目を閉じる。
ネジのぬくもりを、しっかりと感じながら。