「ねー長門」
「・・・なんだ・・・、?」
「長門死にそうだけど、・・・だいじょぶ?」
「そういう久遠こそ死にそうだが・・・だいじょうぶか?」
「だいじょうぶ・・・じゃない」
「・・・なんなんだ、この暑さは・・・!」
「ほんと。暑すぎてくっつけないじゃんね」
「そうだ。暑すぎてお前がオレにくっつけない。これは一大事だ」
「(冗談のつもりだったんだけど、)一大事なの?」
「ああ。命にかかわるな」
「そんなに!?」
「オレは毎日、お前というエネルギーをほじゅうしなければならないのだが、」
「(長門めっちゃ真顔)う、うん」
「この暑さだ。お前はオレにだきつかない」
「さすがに暑いかなって・・・、おもって・・・」
「毎日おこなっていたことがなくなると、相当こたえるものだ」
「・・・な、長門あたしのことだいすきだね?」
「あたりまえだ」
「即答っ!やばばば長門あたしもだいすきだよおおおおっ!」
「・・・言葉のわりに、だきついてはこないんだな」
「いやうれしいよだいすきだよけど暑いんだよ」
「オレよりうちわが大事か」
「なぜそうなる!?」
「オレを選んではくれないのか・・・?」
「たかがうちわ!」
「されどうちわ」
「・・・長門、」
「なんだ」
「暑さで頭おかしくなってない?冷やしてこよう?」
「そうだな、じゃあいっしょに水浴びするか」
「どうしてもうちわを手放してほしいのね」
「うちわを見ているとイタチに負けたようで気に食わないんだ」
「・・・関連してるっていったらしてるけど・・・、」
「ほら久遠、行くぞ」
「けっきょく行くんだ」
「あたりまえだ。水に濡れて透ける体ほどそそるものはないよ」
「・・・こなああああああああああああああん!長門があああああああああああああああ!」
***
「っていう夢を見たんだけどね、」
「オレはそんなに変態じゃない」