※ 性行為有り。閲覧注意。










この身朽ち果てるまで





祐希とは、生まれてから一緒にいる、家族であり、俺の良き恋人。
沢山喧嘩をしては、直ぐ仲直りをしていた。
けど、今まで起きた喧嘩のなかでも、

「祐希、いい加減にして!」

これだけは、赦せなかった。



ことは、5分前。
祐希が俺の携帯の履歴を見ていた時。

「ねぇ、悠太。この女の人、誰?」

たまたまクラスが一緒になって、強引にメアドを交換して来たクラスメイトからのメールだった。

「クラスメートだよ」

「へぇ……クラスメート………その割りには、仲、良さそうじゃん」

「は?」

そんなことはあるはずがない。だって、一度も返信した覚えがないから。
仲良くどころか、シカトしているんだから。

「俺、その子のメール、返信してないよ?」

「返信してないのに、こんなメールくるんだ」

「え、」

見せられたメール文には、あり得ない事が。

『悠太くん。この前はありがとうね!凄く気持ちよかった。私も、悠太君の事大好きだよ!悠太くんが、私を思ってるみたいに、ね?』

………なに、これ。

「悠太くんは俺じゃあ飽きちゃったから、女の子相手にしてるんだ。堂々浮気?」

「してないよ。これ、何かの間違いだよ、」

「間違いでこんなメール届く?『凄く気持ちよかった。』って何。その子とセックスでもしたの?気持ちよかった?」

「違うって………」

「へぇ、まだ認めないの?こんな証拠あるのに」

「祐希……お願い、聞いて。違うのっ!」

「煩い、悠太」

「…………っ!」

「悠太が浮気とか、考えたこともなかったよ。何、そんなに俺が嫌いなの?俺に飽きたの?」

「祐希…………っ」

「俺が嫌いなら、振れよ。今すぐに。嫌いって言って、突き飛ばせよ」

「ゆうき……っ」

「俺を、今すぐに、」

「祐希、いい加減にして!」

「………………………、」

し、ん………
静かになる部屋。
俺は泪とか、我慢してたから、叫んでしまっていた。
いろいろ溜まった俺は、息を少し荒くして、祐希を睨む。

「ちがうって、いってるじゃん…………」

「……………」

「おれは、…祐希が、すきだよ………違うって、言ってるのに……祐希、話聞いてくれないし………もう、いいよ…………祐希、俺のこと、嫌いになったでしょ?もう、話しかけなくて、いいよ…」

「……悠太、ごめん……いいすぎた」

「祐希なんか、しらない……」

「悠太っ、ごめ……ごめん、」
「……………………………」

「ごめん、悠太ごめん。俺、悠太すきだよ、だから、あんなこと言っちゃって……悠太、悠太……ゆうたぁ……」

「……………ゆうき、」

ふと、祐希に目を移したら、祐希が目に泪をためていた。
やばい。
やり過ぎた。

「ゆうた…ゆるして…ごめん………」

「…………うんん。こっちこそ、ごめん…」

「…………許して、くれる?」

「うん。許すよ」

「……よかった」

…………?
今、祐希が黒い笑みを浮かべた、ような……?
そう思っていた俺の体は、地面と仲良く今日わしていた。
え、なに、これ。

「ありがとう、悠太。許してくれて」

「…え……何で俺、押し倒されてるの?」

「仲直りの証として、一発やろうかなと」

「いやいや、一発の意味が…………」

「解らない?」

「………っ、いや、えと…………」

「………ふふ。悠太ったら、どぎまぎしてる。かわい、」

ちゅ、
唇と唇がふれ、俺と祐希の距離を更に縮める。
離しては、くっつけて。
離しては、くっつけて。
気が付けば、口付けは深いものに変わっていた。

「んッ……ふ、ぁ、」

祐希の舌が、俺の口内を弄ぶように弄くる。
あぁ、だめ。
流される。
気持ちが、いい…

「悠太……かお、えろい…」

「は、……」

「悠太、ごめん……今日は余裕ない、」

そう言いながら、孔に指を入れられ、早急にいいところを突かれる。

「ひぁ、あん!」

掻き回して、突いて。
また指を増やして……

「悠太、大分解れたから……いいよね?」

「ん、いい、よ……はぁ、はやくっ、きて?」

「………ッ、悠太、」

ぐぐ、と中に入ってくる祐希。
「ぁっ、あああ!や、はぁ、あん!ん、んぁあ!」

「ごめん、かげん、できない…………っ!」

「はぁああ!やっ、も、ゆっくり、ぃ!ぁん!だめ、ぇ、そこ、きもちい、いよぉ!」

「それは、よかったよ…っ、」

「ふああ!ひゃあ、あ!ゆき、ゆきぃ!すき、だいッ、すきぃ!」

「おれも、」

「だめぇ!いく、イクぅ!」「イって、」

「はうぅ!ぅや!ぁあああッ!」

「っん、」

お互い、同時に果て、貪るようにキスをする。

「はぁ、…はぁ……ゆうき……」

「なんですか、」

「…俺は、祐希しか、見えてない、から」

「………ッ!」

「だから………ね?」

「………何、物足りないの?」

「うん…もっと、祐希の愛、感じたい…」

「……如何でもあげるよ」

この身、朽ち果てるまで、ね?











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フロイライン様のサイトで17400hitで書いて頂いた小説です。
またまた強奪させて頂きました、すみません(謝;;

何時もの事ながら、私の阿呆みたいなリクエストがここまで素敵な文章して頂けて嬉しくて仕方ありません > <
愛故に喧嘩しちゃう二人とか、仲直りの後のエッチがラブラブ過ぎる事とか、もう本当にフロイライン様素敵!
次回もキリ番踏める事楽しみしています!(図々しくてすみません;;


フロイライン様の素敵なサイト【 Sleep sky





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