※行為有り。閲覧注意。








溶かされる





昨夜悠太に拒まれた

悠太の布団に入って首筋にキスして腹を撫でたら「やめて」って言って俺の手をのけた


「なんで」って聞いたら「祐希がしたいことが俺もしたいとは限らないんだよ」って言われた



告白したのも俺

キスしたのも俺

抱こうとしたのも俺からだった


悠太はなんも求めない

「祐希と一緒にいられればいいんだよ」なんて可愛いこと言ってごまかしてるけど
その言葉は別に春や要や千鶴にだって言えるでしょ?


付き合ってるなら俺への特別な意識を見せてよ


なんか俺ばっか好きみたいでむかつく

何なの俺がしたいことと悠太のしたいことは違うって

付き合ってるんでしょ俺たち

都合の悪い気持ちは全部俺のせいにして

本当は悠太はめちゃくちゃ淫乱なくせに



それを証明するために今朝、俺は珍しく早く起きて悠太のベッドに上がった

悠太はまだぐっすり

そーっとうつぶせにすると「ん…」と声がもれた


「ゆ、き…?」

あー起きたか

起きないでくれた方が良かったんだけど

まぁいいや
「おはよ悠太」
「ん…?はよ」


悠太は俺がこんなに早起きして何してるんだろうと疑問を持ってるに違いない

まずいなー
脳が回転する前にすませなきゃ

そう思って悠太の寝巻きを下着ごとずり下げる


「…な…に」

異変に気づいた悠太が逃げようとする前に乱暴にあるものをぶっ挿す


「!いっ!?やっゆ、き…!?」
「オモチャだよ悠太」
「な、ぁっやぁぁ…!?」


ポケットに入れたリモコンをカチ、と入れる

微弱に震えた腰がえっろいのなんの


「悠太は俺のことなんて求めないんだよね?ならいいよ、本当に求めないのか悠太が証明してみせてよ」
「あっ、あぁあ、やだぁ…とめ、て、なに、これぇ、ん」
「何言ってるの悠太、今日これで学校行くんだよ?」
「!?や、ぁ、はず、して」
「ダメ」
「はぅっな、んで」
「悠太が俺のこと好きなのか不安なんだよ」
「好きっ、だか、ら」
「ちーがうよ、悠太の好きは要たちと一緒」
「…ひぁ…そ、な」
「だって俺のしたいことと悠太のしたいことは違うんだもんね?」
「んっぁ、あぁ」
「ね?俺たち確認しなきゃいけないことたくさんでしょ」
「う、んっ、んんん」
「…してくれるよね?」

カチ

「いあぁっ!強く、しないでぇ」
「ね?悠太。悠太はこういうのしたくないんだもんね?気持ちよくないんだもんね?じゃあ証明してよ」
「ゆ、きぃ…」


笑って悠太の頬に触れると悠太は泣きそうな顔でうなずいてくれた

交渉成立

あーあ
絶対無理な勝負引き受けちゃって

淫乱な君には絶対我慢出来ないよ

まぁ計画通りだけどね


「あ、そうだ」

そうそう
これしなきゃ意味ないんだよ


「…へ?なに」
「イきたくなったら俺んとこ来てね。勝手に取ったらひどいことしちゃうから」

そう言って俺は悠太がイかないように根元を柔らかいゴムで止めた

悠太はその感触にすら軽い痙攣を起こす


「もちろんオモチャもとっちゃダメだから」
「そ、なあぁっ」
「悠太は俺としたいこと違うんでしょ?なら悠太これくらい我慢できるよね」
「んっ…っう」

なんとも悔しそうな顔

たっまんないね

頑張って悠太くん


「学校、楽しみにしてるから」


用が済んで俺はさっさとベッドを降りる


さてさて

どんな悠太をみれるかな?







「今日の悠太なんか変だな」
「…そんなことないよ」


要が気を遣って声をかける

けれど今はそんなことしてほしくなかった


「大丈夫か?お前すぐ無理しそうだし」
「だい、じょぶ」
「あ、そ。まぁなんかあったら言えよな」
「ん、ありがと」

この快感に喋るのもやっとだから


今日は朝から最悪だ

慣らしてもないのに玩具をぶち込まれて痛かったし、ひどい取引を交わされた

頭の回らなかった自分が憎い…

こんなの結局祐希が俺に求めるよう仕向けただけじゃないか

悔しいから求めてなんかあげないけど


別に祐希と違ってそういうことがしたいわけじゃなくても本当に祐希が好きなのに

…なんで分かってくれないかな



後15分で四時間目の現国が終わる

そうすれば朝から来るこの快感の波は気持ち的に楽になるだろう



「浅羽くん、3段落読んでくれる?」
「あ、はい……!…」


いきなり玩具の振動が強くなる

バカ祐希!

タイミング悪すぎでしょ

「っ……」
「浅羽くん?」
「えっと、っん…すいませ、『そのとき、ぁ、あの独特、の、香り、が、はぁっ…』」


やばいやばい!
強すぎだって!

後少しなのに…!
止まって…

クラスのみんなも俺の様子に疑問を抱き始める

俺は必死に声が漏れないよう口を抑えた


まずいもうダメ!

下着が汚れる心配はないけど苦しすぎる

「っは…あ、の、たいちょ、悪いん、で…保健室…んぅ」
「?顔赤いわね…どうしてもダメそうなら早退しなさい」
「はい…」


俺はよたよたと教室を出て屋上に向かう

とにかく人がいないとこ…


バタンと屋上のドアを開けると俺はすぐにへたりこんだ

もう我慢なんてできない


「ひぁ、あ、ダメダメっ…!つよっんんん!やだぁ!助けてぇ…」


一人で喘いだって祐希が助けてくれるわけないんだけどそれでも喘がずにはいられない


「あぁああ!も、つら、いあ、っあぁん!死んりゃうよぉ!やぁああぁっ!」


ゴムさえ外せば少しは楽にはなる

でもそれだと負けた気がするし祐希に何されるか分かんない


だから後少し
昼休みまで耐えれば…!


すると
キィっと

屋上のドアが開いた



「…祐希?」
「大丈夫?悠太」

そう良いながらカチ、とまた段階を上げる

「あっ、あぁああ!ダメっ祐希!止めてぇ!壊れちゃ、んあぁあ!」
「教室のドアから悠太見たから、ここにいるかなって…イかせてほしい?」
「っんんん!あ、はぁうぅう!い、らな、あぁあ!やだ、そこやだぁ!気持ちわるいよぉ」
「嘘。気持ちいいんでしょ?後5分もすればみんな来るよ」
「っ!それ、はダメぇっ!おねが、弱くして…」
「だーめ」
「いじわ、あ、あぁあああん!」


その内へたりこむのも辛くて俺はお尻を突き出す姿勢になった


こんな姿をみんなに見せるわけにはいかない

でもだからって…

ぐちゃぐちゃの頭で考えていたら泣きそうになった


「ゆーた、そんなえろい顔みんなに見せるの?」

Yシャツを噛んで声を耐えながら首を振る

「そんなポーズしちゃってさ、いいの?みんな来るってば」

ダメダメダメ

だけど辛すぎるんだもん
もういっそこのまま快楽に流されたい


そう思っているとドアの向こうから千鶴の声が聞こえた


こんな姿見られたくないから震える体をなんとか起こし座りこむ

祐希は意地悪そうに笑った
バイブは切られない


「あ、悠太大丈夫か?保健室行かなかったのかよ」
「っうん」
「悠太くん、顔赤いですよ?」
「そ、かな」
「ゆっきーゆうたん目当てで授業抜けたんだな」
「そーだよ。悠太が心配で」


よく言うよ
俺のことこんなにして


「そういえば悠太、四時間目なんだったの」

カチ

「!んぁ、げ、現国」

「そっかぁ、指されたりした?」

カチ

「っは、した」


ポケットの下で祐希はバカみたいにリモコンを弄る

そのくせわざとしゃべらせるから悪魔にしか見えない


「?悠太?お前今日まじでおかしいぞ」
「ち、ちがうの…っあ、なんでもっ、ない」
「熱でもあんじゃね?」

ピトと

要が俺の額に手を当てる

でも祐希はそれが気に入らなかったらしくて一気に最強にした


「っやぁああぁ…!?」
「え!?なんだどうした悠太…」

あぁほら

要がきょとんとしてる
春と千鶴も

もうやだ

恥ずかしい…


「要に触られたのが嫌だったんじゃない?」
「あ?」
「悠太」

「俺飲み物買いに行くけど来ない?」


それは遠回しにイかせてあげるって言っていることなんだろう

ついて行けば俺の負け

行きたくなんかない


だけど

もう限界だった



「…行く」



それから

俺たちは体育倉庫に向かった



「ちゃんと外さないでおいたんだ…悠太いいこ」

俺をマットの上に寝かせるなり祐希はただ俺を傍観した


「祐希…あ、あぁあ、も、これ抜いてぇ…!つらいよぉ…」
「えー今は微弱にしてるよ?要のときが最強」
「ちがう、の、本当に苦しいの…あ、ぁあんっ!やら、もう止めてぇえ…!」
「だーめだよもっと見せて?ほら、四つん這いになって」
「やだぁ!祐希ぃ!」
「言うこと聞いて?悠太」

カチ

「はうぅううぅ!?ダメっダメダメぇえ!それさいきょ、でしょ!?やぁああぁ!」
「辛い?」
「あぁあああん!つらいよぉ!やめてぇえ!」
「じゃあ四つん這いになって?」


俺は素直に四つん這いになった

祐希は俺のズボンと下着だけ下ろしてまた傍観


「恥ずかしいねー悠太、そんな格好しちゃって」
「おねが、い!も、ゆるしてぇ!ひあぁ!ダメっ壊れるぅう!」
「…悠太。なんか俺に言わなきゃダメでしょ」


…ひどい

祐希が言ってほしい言葉は分かってる

でも…


「悠太、そんなにその状態がいいの?変態」

グリグリと玩具を奥へ押される

とんでもない快感が湧き上がってきた


「あぁあ!?やぁああぁ!あ、やめてぇえ!んあぁあ!」
「ほら悠太」
「イ、イかせてぇ!おねが、助けてっ、祐希が欲しいよぉ!」
「…うん、よくできました」


ずるりと玩具を抜いてそこらへんに投げ捨てる

その代わり指を突っ込んでかき回した


「あ、ひゃ、あぁあ!祐希っダメぇ!や、さしくぅ」
「わ、悠太ヒクつきやばいよ?そんなに気持ち良かったの?」
「ちが、あぁ、気持ち悪かったよぉ」
「気持ち悪いのが好きなくせに。もう三本も呑み込んでる」
「や、あぁあ…!んん、ぅ、祐希、これ、も、外してぇ!」


俺がゴムをとろうとすると祐希はその手を止めた


「後少し」
「なっんでぇ…!?も、ダメだよぉ、死んりゃうよ、んやぁあ!」
「…あんな姿見せられて俺もイきそうなんです」
「ふぇ…?」


指を引き抜いたと思ったら祐希はいきなり自分のを俺の中に押し込んだ


「あぁあああん!?ちょ、ダメえぇぇ!急っに!はげし、ふぁ、あぁんん!」

ガツガツと打ち付ける快感にめまいすら覚える


「ゆ、きっ!イく!イくからぁああ!イくかりゃ取ってぇえ!」
「っ俺も、です」

今までの快感を溜めてきた俺の欲はゴムをとられるとぶしゃっとぶちまけた


「悠太すごい。こんな溜めてたの?」
「あん!あ、やぁあん!祐希ぃ!も、出していいからぁ!祐希の、ちょうだい」


自分の口から信じられない台詞が出る

心は求めてないけど体が求めた言葉だった


「悠太いいこ、だねっ」
「はぁあああぁん!」


中に生暖かいものを感じる

嫌なのに
こんなことしたくないのに

気持ち良くてしょうがない

もっと壊してもっと泣かせてもっと狂わして

そう願う自分が嫌だった


「悠太が、好き、だから、もっと求めてよ、他の人と変わらない関係なんてっ、許さないんだから!」
「あ、あ、あぁあああん!きもひい、祐希もっとぉ…!んあぁあ!」
「…そう来なくちゃ」
「あぁあ!好き、だよ!だから、もっとぉ…」


愛して

もっと優しくして

もっと信じて

もっと愛して…?


そんなことも言えないまま拒絶する心と溺れる体に俺は悩まされていった







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ことり様のサイトでキリ番を踏んだ時に書いて頂いた小説です。
とっても素敵な小説を頂いてしまいました!!

どんなリクエストをしたか忘れてしまった大バカものなのですが、玩具に縛りに意地っ張り悠太にドS祐希!もう堪りません> <最初から最後までドキドキしっぱなしでした!w
とても読み応えのある長さの小説が頂けて本当に嬉しく思います!!
こんな素敵なお話を展示させて頂ける私はとっても幸せ者だと思いましたw


ことり様の素敵なサイト【 あいすここあ





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