※空っぽでいいから―。前編の続きになっております。こちらも裏ありなのでご注意ください。









空っぽでいいから―。後編(祐悠・モブ悠太)※☆





‐yuta‐

「悠太の用事ってこういうこと?ここでいったいなにしてたの?」
「――っ!」

祐希はなにも言わなくても本当は分かってるはず。よがり、顔がぐちゃぐちゃになり、アナルからはさっきの先輩の精液が垂れている状態だ。ただ、祐希は俺の口から言わせたいんだろう。

「…っ。」
「ねぇ、悠太。なにしてたの?言えないことでもしてたの?泣いてもなにも分からないんですけど??」

俺にとってあまりにもつらい現実でぽろりと涙をながしてしまった。そして、祐希の目が恐くて俺は更衣室にでも逃げこうもうとするが祐希がそれを許さず無理矢理壁に押し付けられあいていた口に祐希の舌がはいってきた。ぐちゃぐちゃにかき回される。

「ふっ…っ!ん…っ!!」
「…っ。ねぇ、悠太。言ってよ。じゃないと、このことみんなに言っちゃうよ?」
「―っ!…せんぱ、いとえっち…して、まし、た…っ」
「だよね。しかも、さっき出て言った先輩から聞くといろんな男とヤってたみたいだね。」
「―っ!そう、です…っ」

みんなに知られる。それだけは避けたかった。だから、祐希の質問に一つ一つゆっくりだけれど答える。光のない目で祐希はこちらをじっとみつめてくる。ソレが恐くて俺はなかなか祐希の顔を見れずそっぽをむいていた。

「淫乱。」
「―っ!」
「ねぇ、誰とでもいいんでしょう?まだ時間あるんだし、俺ともシてよ。淫乱悠太くん」
「ゆ、き…?」

俺は祐希の言葉にびっくりし目をあわせてしまった。

「できるでしょ?ソレとも嫌だ?だったらやっぱみんなに言おうかなぁ…。そしたら悠太はもうみんなの所にはいけないね」
「――っ!いじ、わる…っ」

けれど、俺は祐希の言うことを聞くしかできずもう一度祐希ができるの?と聞いてきて、ゆっくりとうなずいた。


――――――――

‐yuki‐

たまたま、茶道部の部室の前を通ったら悠太の声がしたかとおもえば知らないどこかの男と性欲処理をしていて呆気にとられた。愛のない肉体関係。これほど苛立たせるものはない。だって、俺は悠太のことが好きだった。それなのに悠太はそんな事知りもせず知らない男とセックスしていたんだから。

「まずは、中のその汚い精液を自分で出して」

悠太は、戸惑いながらも自分で足を開きアナルに指をいれ精液をかき出す。

「あっ…!んあぁ…っ!!」
「へぇ、こんな状態でも感じちゃうんだ?」
「だ、ってぇ…っ!あぅ…っ。」

けれど、自分の指でするのは限界がある。気持ちよくてもイくことができずもどかしいらしい悠太。俺の方をとろんとしつつ求めてる顔をして訴える。さらにさっきよりも泣き出しそうな顔をしている。

「も、むりぃ…、ゆう、きぃ…っ!」
「…。」
「おね、がいぃ…っ!ゆうきぃ…」



………無理!!。こんなの我慢しろってほうが。こっちがなんか痛い目にあってるんですけど。はぁ、しかたないなぁ…。

「ゆーた。こっちおいで?俺がイかせてあげる。そのかわりココ俺の入れていい?」
「ん…。イきた、い…。ゆーきの、ちょう、だい…?」

俺の意思が伝わったのか、言わなくても悠太は俺のベルトを外し下着ごとぬがし、一回だけ俺のちんこをぺろっとなめた。キモチイイ。俺は悠太の帯を解きだらんと着物が前開きがはだけ食べてくださいという状態になる。俺は、悠太が暴れてもいいようにもしものためにと帯をつかって悠太の両腕を縛った。

「じゃあ、入れるよ?」
「ん…。きて?…んぁ。あぁああっ!!」

俺は、遠慮なく悠太の最奥までちんこをぶっさした。けれどそれも気持ちよかったのかぴくんと悠太の身体が反応した。さすが、淫乱悠太。

「んっ。―っ!…!?あっ!やぁあっ!!そこだめっ!はぁああんっ!!」
「あー、ココ気持ちいいんだ?悠太の前立腺みつけちゃった」
「やぁあっ!いわな、で!そこばかり攻めない、でぇえ!!ひゃぁああああああっ!!!」

すると、悠太はもうビュクっと精液を吐き出す。けれど俺はそんなのお構いなしにパンパンと肌をぶつけながら攻める。

「ゆ、きぃ!あぅっ!らめぇえっ!まひゃイっちゃ!イっちゃうよぉおおっ!」
「イけよ。好きなだけ。俺も好きなだけ悠太の中にだすから、さぁ!!」
「あううぅうっ!とまっひぇぇえっ!ふあぁあっ!ゆうきぃ!ゆう、きぃ!!きもちいいのぉおっ!あぁあ!!」

すると、あっという間にまたイく。俺も限界がきてついていくように悠太の中に俺の精液を吐き出す。でも、お構いなしにまたズンズン俺のちんこを突き刺す。すると今度はじゅぷじゅぷ音がなる。それがまた俺も悠太も興奮させる。

ねぇ、悠太。俺を満足させてね。させるまで終わらせないから。何回悠太の中に出せるかな。お腹いっぱいっていっても止めないからね―。


――――――――――


‐yuta-

「ん…っ」
「あ、悠太。起きた?」

目が覚めれば見覚えのある景色。そこは自分の部屋のベッド。でも、持ち上がらなかったのか祐希の法のベッドだった。そこから見る窓の外は真っ暗だった。

「…ごめん…。酷くしすぎ、た…っ」
「いや…」

祐希は俺が気絶するまで、激しく行為をしてきた。おかげで今ちょっと腰が痛い。って、ちがう。そんなことより、謝らないといけないのは俺の方…。

「俺の方こそごめん…。」
「え?」

驚いた顔をしている祐希。むしろこっちがその表情に驚きだよ?。

「祐希は俺の事嫌いになった…?幻滅した…?」
「理由による。なんで、あんなことしてた、の?」

俺は、不安になったのか息が荒くなりぶるぶると身体が震えてしまっていた。それを感ずいたのか祐希が優しく抱きしめてくれた。いったいなにからはなそう。どうしてあんなことになったのかとか…?。


俺は、ゆっくりとだが始まりをいう。そしてそのとき思った事、感じてしまった事。自分になにもない。まるで価値のないモノみたいだったということ。それに対して祐希は正反対だったってこと。祐希は此方の顔を一度も逸らさずうなずきながら聞いていた。

「悠太はバカだね。」
「え?」

全部言い終わったあとに帰ってきた言葉はその一言だった。

「悠太がなにもないわけないじゃん。ソレ言ったら俺もなにもないよ。悠太みたいに優しいわけでもないし、しっかりしてないし、要に毎日怒られるし、千鶴とバカやるし」
「祐希…」
「それにもし、そんな理由でシたいんだったら知らないあんなヤツじゃなくて俺にしてよ!」
「…え?」
「俺、悠太のこと好きなのにさ!あんなことしててさ!!そして、あんな気物のはだけてる悠太みたら我慢できるわけないでしょう!?それぐらいわかってよね!ってことで、これからは俺以外とセックスはなし!次シたら今度は気絶じゃすませないからね?」
「え?え??」
「なに、なんか文句あるの?」
「いえ、ありま、せん…?」
「ん!。俺は悠太が自分自身をからっぽだっていってもそうは見えないしもしそうだったとしても、からっぽの悠太も好きだし、むしろそんな悠太が好き!だから、からっぽでもいいんだよ…?」

さらりと言った、祐希の好きって言葉が嬉しかった。けれど祐希に流れを全部持ってかれてしまい呆気にとられていると、祐希が俺の目の前に顔を持ってきたかと思えば、チュッとキスをし唇の隙間から舌を入れてきた。今まで一番甘いキス。優しくて本当に純粋に心が満たされた。いつか言いたい。お兄ちゃんも本当は祐希の事が好きだよって。好きだからこんなに祐希に悩まされたんだよって――。









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水黒ゆた様より相互記念に頂いた小説です。

モブ悠&祐悠の裏小説をお願いした所こんなにもエロくて甘いお話に…!
しかも、前編後編と文字制限がかかるくらい長く書いてもらえて私はどれだけ幸せ者でしょうか> <
最後の祐悠落ちなど本当に最高ですvVやっぱり祐希がいて悠太なんだなって思いましたv

とっても素敵な相互文が頂けて、ゆたさんと相互できた事にますます感謝しております!
これからもよろしくお願い致します!!

水黒ゆた様の素敵なサイト【 Stay in my heart





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