※裏小説になっていますお気をつけてください。前編はモブ悠太・後編は祐悠となっています。









空っぽでいいから―。前編(祐悠・モブ悠太)




俺には祐希と違って何もなかった。
まるでカラッポ。人でないみたいに。

だって――。

価値を与えるのが祐希(ひと)ならば
価値を貰う悠太(ひと)はきっと人ではないのだから…。


すべて同じなのにすべて対極の2人―――。


‐yuki-

「あれ、悠太は?」

いつもどおり学校が終わり下校時刻を向かえているが校庭では大会の近いのか部活が本格的に緊迫して取り組んでる人がいっぱい居た。それは、授業のときよりも―。

「あぁ、なんか用事がある様で一緒に帰れないそうですよ?。」
「え、ゆうたんそうなの!?せっかく、かまってもらおうとおもったのにー!」
「千鶴うるせぇ…」

あれ、用事ならてっきり春もかととおもったんだけどなぁ…。

「部活じゃないんだ?」
「今日はお休みですよ?」

んー…?
あれ、朝悠太部活用の着物持ってたはずだけどなぁ。俺の勘違いだったかな…。

「じゃあ、今日は俺達4人でかえるのかー。なんか、ゆーたんいないのってのも変な感じー」
「まぁまぁ。しかたないですよ」

そんな会話をしているとあっという間に昇降口に付く。あれ、そういえば今日お母さんに買い物頼まれてなかった?でも、俺漫画も買いたいしかといってそれ買ったら頼まれたもの買えないし。それ以前に俺なに頼まれたか覚えてないし…。お父さんだったら無視しちゃうけど、お母さんの頼みはできるだけやっときたいしなぁ…。悠太来るの待ってようかな。下駄箱に靴もあるし…。

「春ー」
「はい、なんですか?」
「俺、悠太の懐に忘れ物をしたので残ります」
「…はい?」
「もっと分かり易く言え、アホ!単にお金がないけど親からお使い頼まれたんだろ!」
「いったぁ…」

ぽこんっと、いつものように要に頭を叩かれた。今ので通じてしまうんだ。意味がさ。

「ん。だから、みんなは先に帰ってて」
「おう。んじゃ、またな」
「ゆっきーばいばい!」
「祐希君また明日」

俺は無言でみんなに軽く手を振ってさよならをした。これからなにして悠太を待ってよう…かなぁ…。


―――――――――――


‐yuta‐

「今日は積極的なんだね。なんかあったの?」
「んっ…ふ…っ!」

くちゅくちゅと生々しい音が狭い個室のせいで響き渡きわたる。体勢がつらくなり体勢を変えればサラァサラァと畳の擦れる音がする。

放課後の茶道部の茶室―。

俺はいつも部活がなく予定が開いている日はここで、先輩の性交渉をしている。当然相手は男の先輩で、そして俺は着物姿。制服よりこっちのほうがいいらしい。部室に入るなり俺は先輩の制服のズボンを下着ごとぬがすなり、まるで餌をお預けされてた獣のように先輩のちんこにかぶりついた。先輩から先もれしてるのが口の中で分かる。それが生温かい…。

「あー、でももうちょっと奥まで入れてくれると嬉しいね」
「ん…っ!…!!ん゛ん゛んんんんっ!!!」

俺の許可とかそんなの関係なしに先輩は頭を鷲掴みしてぐぐっと相手のちんこを無理矢理入れてきた。そして、無理矢理動かされ先から奥まで扱いている状態。苦しくて吐き出したくなる。

「あぁ、いいね。奥まではいったときにきゅうって狭くなるのが気持ちいいよ、悠太君」
「ふっ!ん゛ん゛ん!!うぇっ!んっ!!」
「―っ!だすよ、全部飲んでね?」
「ん!?―っん!!う゛!ん゛ん゛んん!!」

びゅくびゅくと俺の口の中に先輩の精液が出され先輩に聞こえるようにごくんと飲み干す。キスがほしく求めれば先輩はノリノリでディープキスをしてくれた。先輩の舌が俺の口の中に入って歯並びをなぞる。それだけで俺は気持ちよくなっちゃって自分自身のちんこが張り詰めていたのがわかった。

「悠太君、どうしてほしい?」
「え…」
「着物、すこし濡れてるけど?いっやらしぃ…。俺の咥えてるだけでいっぱい感じたんだ?淫乱悠太君。」
「―っ!ち、が…っ!!」
「く、ないでしょう?俺だけになる前は何人の人にぐちゃぐちゃにされてたんだろうね?」
「う…。」

痛いところを突かれて、いわれて、俺の胸がキュウっとなったのがわかり左目から1滴だけぽろりと垂れたのが判った。俺はそのまま、雰囲気に飲まれるようにして上目で相手を見つめながら伝える。

「俺のアナルに先輩のおちんこを入れて俺をぐしょぐしょにして、くださ、い…っ」
「ん。よくいえました。」

すると先輩は俺をドスっと畳の上に押し倒してきた。背中は衝撃でちょっといたかったものの、頭の方は手で押さえてくれたので痛みはこなかった。先輩は俺の着物をはだけさせてくる。先輩は帯を解いて脱がせてこない。着せたまま、乳首やちんこが見えて襲えてるほが良いらしい。


俺はこうやってあいてる時は関係のない。知らない男の先輩とこうやって過ごしていてけがれてしまっていた。俺はいつからこうなってしまったのだろう――。

始まりはあの日。ある先輩が祐希がきっかけで恋が終わってしまったらしい。それの腹癒せに祐希を襲うとしたが相手が間違えて俺を襲ってきた。けれどそこで感じて得てしまったのは不幸なのか幸運なのかわからないが嫌悪や慈悲なんかよりも快感と満足感だった。俺は祐希と違って好きな物もなければ意思がない。意思がないものはただのモノ。モノは人から価値を貰えて生きていける。いらないものは捨てられ邪魔なものは廃墟される運命。そして、その1回の行為だけで俺は相手から価値観を与えられたように感じ、心が満たされていた。それからというもの、いい方は悪いが完結に言えば俺は相手を見つけては相手のただの性欲処理をしていた。が、何人かその行為をしていくとある日俺に恋していた男性とであった。それが今俺の目の前に居る先輩だった。そして今はその先輩とだけこの行為をしている状態。かといって、恋人になったわけではないが…。

「んぁ…っ!やぁああっ!!」
「最初の頃はやっと見つけれたっていう状態だったけどこう何度もしたら流石に一発で悠太くんの一番イイトコロを狙えちゃうね。気持ちいいんでしょ?」
「ち、ちがぁ…!あぁあっ!!」

俺は、中に早くほしくて倒されてキスされたあとに自分から入れ易いように足を開き相手を求めた。すると、先輩の唾液で俺のお尻の穴と先輩の指をぬちゅぬちゅに濡らし今は3本、指が入っている状態。そして、今ではすぐさま俺の前立腺を見つけてというか、知っていてそこばかり執拗に攻めて来る。おかげですでに俺は1回イってしまっていた。

「じゃあ、そろそろ入れるね」
「ふっ…んっ…!入れて、くださ…い…っ」

そういうと、フェラで一度イってからそのあとすぐに勃起していた先輩のちんこが俺のおしりの穴にノックをしてきたかとおもえばグググっと俺の中に入ってきた。大きい…。熱くて苦しい…。

「んっ!!あうっ!!はあぁああんっ!!」
「―っ!相変わらず俺のコレに丁度いい穴の大きさで、締め付けだね。悠太君の中本当に好きだよ?」
「だって、先輩のおっき、ぃ…か、らぁあっ!」
「ふーん。…じゃあ、動くよ?」
「あぁっ!!まっ!!はげしいぃ!やぁあああああっ!!」
「ヤ、ジャないくせ、に!腰がもっともっとって動いてるけど?キモチイイんでしょ!?」

先輩は先ほどまで手で攻めていた前立腺を今度は先輩のちんこでそこを執拗にこすって攻めて、なおかつ奥までズンズン遠慮なく攻めてくる。それがすごく気持ちよくてたまらない。とっくに俺はつま先はしびれ全身が痙攣していた。

「はぁあんっ!んっ!!きも、ちい、いよぉ…っ!!あぁ!」
「だよ、ね!。悠太君エッチで淫乱だし、もうなかもぐちゅぐちゅだし、ね…っ。悠太君のアナル、キュウキュウに俺のおちんこ締め付けてきてもっともっとっていってるよ。」
「やぁあっ!いわなっいでぇっ!ふあぁあああっ!!」
「――っ!」

先輩の弄る声で俺はそれさえも感じ、キュウとさらに締め付け先輩のちんこがびくびくっと大きくなりぴくぴくした。きっと、もうじきイくんだろう。

「―っ!悠太く、んそろ、そろ…っ!!」
「あんっ!きて!せんぱ、いのせいえ、き!!いっぱいちょう、らいっ!!はっ!ん!あぁっ!」
「う、ん。その代わりちゃんと全部たべて、ね?―っ!!」
「あ―っ!あぁあぁああああんっ!!!!」

いっそう先輩は激しくうごき部室内にパンパンと肌がぶつかりあう音がなった。そして、俺の中へびゅくびゅくと先輩の精液が吐き出される。それがまた気持ちよく俺も一緒にイかされた。

「はぁ…はぁ…っ」
「すごく嬉しい顔だね。」

そういって、口から涎が垂れてるのを先輩が舐め取り、俺の中から先輩のちんこが外に出された。するととろりと中に入っていた精液が垂れていく。足にツーっと伝わりそれがまたぴくっと俺を振るわせる。それと違い先輩は脱いでいたズボンやらを履き始めていた。

「いつも通り、気持ちよかったよ悠太君。さて、今日は早めに帰らないといけないからここまで。で、悠太君、言うことは?」
「あ、う…っ。ごちそうさまでし、た…っ」
「よくできました。」

すると先輩は部室の出口へ向かった。いつものことだ。後処理はなにもしない。中の精液もこのままだ。けれど、今日は何か違った。扉を開けてもなかなか外へ出ようとはしない。

「せんぱ、い…?」
「―っ!…。まさかあんたがそこにいるとはな」
「え…?」

誰か外に居たのか。先輩の同級生?そんなことをへたり込みながら考えていると先輩は相手を会話をしたあとにスーっと立ち去り先輩が向けてしゃべっていた相手が部室に上がってきた。

「悠太。」
「―っ!?」

ぼやけた視界の先。確かに俺と顔そっくりの彼が、祐希が俺の目の前に見下しながら現われた――。









空っぽでいいから―。後半(祐悠・モブ悠太)







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