星を見終え、帰ってきたわたしたち。


「あー寒かった…」

「付き合わせてごめんねでもついてきたのは牛頭だからね!」

「素直に感謝しろよ…」


あのあと、原っぱで2人でしばらく星を眺めていた。会話は特になかったけど帰るまで牛頭はずっと手を繋いでいてくれた。寒がるわたしに、マフラーを貸してくれて。牛頭が寒いでしょ!っていったら俺はそんなにヤワじゃねぇって。すごくドキドキしたけど心がすごく温かくなった。代わりに体が冷えたけどね。


「さっきお風呂沸かしたからもう入れるよ!牛頭入っておいでよ。」


わたしは牛頭に先にお風呂に入るよう促した。


「いい。名前先入れ。」

「でも牛頭付き合ってくれたし…」

「いーから先いけ。れでぃーふぁーすとだ!」

「…ありがとっ!」


わたしはお言葉に甘えて先にお風呂に入った。わたしのあとはすぐ牛頭が入った。なんかいつもより異常に牛頭のお風呂が長かったけど体が冷えてたんだろうな…。なんだかほんと申し訳ない。なんて考えてるうちに、眠くなってきた。


「…牛頭お風呂長いよ…」


ついにうとうとし始めたわたしはそのまま眠ってしまった。








「名前ー、のど乾いた…って寝てんのかこいつ。」


ようやく風呂から出た牛頭が寝ている名前の隣に腰をおろす。


「…/////」


名前の気持ちよさそうな寝顔をみて風呂上がりで赤くなっている牛頭の顔がさらに赤くなる。


「っ あー俺も眠い!!!!一眠りしよう!!!!うん!!!!そうしよう!///」



牛頭は名前の隣にそのまま横になった。しばらく名前を見つめた後、名前の頭を撫で、そのまま自らも眠りに落ちていった。












同じ夢をみよう
―夢の中でもお前といたい。







「たっだいまー!って牛頭!!!!なに名前襲ってんの!!!!」
「…ん ぁぁ馬頭帰ったのか…って!違う!これは断じて違う!!!!」
「名前ー!!!!起きて!!!!牛頭がぁ!!!!」
「おまっ やめろ!違う!!!!////」
- ナノ -