元ノンケの願望
元拍手


※15禁アウトレベルなので注意



「…んっ、あっ…はぁ」
「ここか?」
「…ん。そこぉ…あっ…気持ちいぃ…」

年齢、28歳。身長、180cm。
職業、サラリーマン。性別、男。
そんな俺の恋人は俺と同じ男だ。

俺は至って平凡な人生を歩み、人並みに恋愛はしたし、もちろん女の恋人もいた。
だけどいつも通っているコンビニ店員の真崎に熱烈アピールをされ、気付けばなし崩しに恋人という関係になっていた。
今となっちゃ俺も真崎の事が好きだが、最初は俺よりも年下で可愛い顔つきだとしてもそれはただの男で、なかなか受け入れることすらできなかった。
だが真崎は拒否する俺のモノを強引に咥えたり、動けないよう縛り上げてベッドに括り付けられた俺の上に乗っかって自ら腰を振るなどして、身体から落とされた。

ここまでならまぁいいだろう。あまり良くは無いが、俺の寛容な心で終わり良ければすべて良しということにする。
けれど問題はここからで、俺達は付き合い初めて2ヶ月が経つ。
最初のこともあり、俺が男役、真崎が女役なのだが、最近の俺はおかしい。
本当にありえない…というか自覚したくなかったのだが、俺はどうしようもなく女役になりたくて仕方がない……。

28年間自分は抱く側の人間で、男と付き合いだしてもそれは変わらず、俺が抱く側だった。
だけど真崎の気持ち良さそうに喘ぐ声や、前立腺や奥を突かれるたびにイってしまう姿に俺も『されたい』と思うようになり、真崎を抱く度にその願望は強くなってきてしまった。
俺も真崎みたいに、頭が真っ白になって何も考えられないぐらい気持ちいい所を突かれたい。「嫌だ」と言っても止めてもらえず、気持ちいい場所を全部触られて「口では嫌だって言ってるくせに、身体はすごく喜んでる」と言葉でも攻められたい。そして恥ずかしい所を見られたい。

そんな風に思ってしまっている自分がおかしい事には重々承知している。
だけど俺の気持ちは止まるどころか加速し、真崎に内緒で自分用の玩具を購入して一人で開発を進めている始末。

「あっ…もう、だめ。イくっっ…!!」
「…俺、も……んっ」
「…はぁはぁ…」
「…っ、大丈夫か?」
無言で頷く真崎を見届けてから『タオル濡らして持ってくる』と言って俺は部屋から出た。
普通を装い扉を閉めた瞬間足早に洗面所へと向かい、着いた途端膝を落として片手は床に置き、もう片手は乳首を触って尻だけを上げる。
「っんあ!…らめ…また出う…ひぁっ!…」
息を乱れさせながらお尻の中に入れていたものを俺は取り出し床に落とす。
ブルブルと震えるそれを横目に空笑いが出た。


自分の願望に気付いてからは後ろの刺激がなければイけなくなった。
そして現実では真崎を抱いている俺は、頭の中ではいつも真崎に抱かれている。

今だに疼きゆるゆるの穴に指を突っ込み、奥までかき混ぜた。
『早くここに、本物が欲しい……』






解説
恋人とヤっているうちに気持ち良さそうに喘ぐ恋人に自分も女役をやりたくなり、妄想や開発でどんどんとどハマりする元ノンケ。

この先は確実にこれ以上のエロになるので絶対書きません。むしろ私の力量では書けません。
続きが気になる方は是非自分の良いように解釈や妄想を広げてください。


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bkm
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