小話
世界は俺なんて居なくとも変わらないし
支障なんざ全く起こらない
ぶっちゃけ生きてる価値なんて俺なんかにあるはずないなんて物心付く頃から気付いていた。
だけどわざわざ死にたいとも思わないし生きたいとも思わない。
ただ何もしなくとも勝手に時間がすぎるだけ。
だがしかし
「ねぇ恵介大好きだよ、愛してる。僕等の世界は君と僕だけで出来ていて邪魔者も何も居ないけど、どちらか一方が居なくなったらこの世界は消えてなくなっちゃうんだよ。恵介のこと殺したいぐらい大好き。だから死ぬときは一緒に死のうね」
俺を必要とする人がいて
俺が居なきゃ成り立たない世界があるのならば、俺は絶対死ねない。
完
解説
人生に期待もしてない、生きたくも死にたくもない中途半端な人間。
だけど1人でも自分も求める人がいるならそれだけで自分には価値がある。
こういう人ほど誰かに必要としてほしくてたまらないんじゃないかと思います。
なのでヤンデレあてがっときました。