とある男子幼稚園生の日常
〜保育園5歳〜

「おっきくなったらウルトラマンになるのー!!」
おれは、まつながゆう5さい。
いまは、しょうらいのゆめのはっぴょうちゅうなの!

「あら、祐くんはおっきくなったらウルトラマンになるのね、叶うように頑張らなきゃだね。じゃあ次の発表は明良くん」
「はい」
あきらくんは、おれのともだちのひとりで、やさしくてかっこいいんだよ!
でもママはよく、「絶対明良くんは将来は俺様攻めね」っていうんだー
おれはまだいみがわかんないんだけど、ママがうれしそうにするからおれもうれしくなるんだぁ!

「おれはおおきくなったら祐をお嫁さんとしてむかえる」
おれがオヨメさん?
なら、あきらくんとずっといっしょなのかぁ!

「待ってください!祐はボクがお嫁さんにするんです!」
「ユーくんはゆんのお嫁さんにするの!」
「違う、‥‥祐、俺の…」
おれはあきらくんだけじゃなくてみんなとも、ずっといっしょにいられるのかぁ!
あっ!えーっとね、いまのこたちもおれのトモダチでねぇ、うえからまさくん、ゆんくん、ようくんなの!
まさくんは美人さんで、ゆんくんはおとこのこなんだけどすごくカワイイんだよ!
ようくんはすごくカッコイイの!
でねママはね「雅也くんが腹黒攻めね。ゆんくんはー可愛い攻め。洋介くんはワンコ攻めね!」っていうのー
せめ?ってなんなんだろ?こんどママにきいてみよー

「はっ、祐は俺のもんだ!」
「いや、ボクの!」
「違うもん、ゆんのだもん」
「…俺の‥!」
あきらくんも、まさくんも、ゆんくんも、ようくんも
みんなみんな、おんなのこにモテモテなんだよ!
なのにおれだけ、ぜんぜんおんなのこにモテないの…。
でも、あきらくんたちがいるからぜんぜんさみしくないんだ!!

「「「「‥う…!‥う…!」」」」
「あっ、ごめんね!なに?」
かんがえごとしてたから、あきらくんたちのこえがきこえてなかった!

「だから、祐はだれのお嫁さんになりたい?」
「オヨメさん?うーん…おれはママがだいすきだから、ママのオヨメさんになりたい!」
「「「「八千代(祐の母親)さんに負けたー」」」」
みんなおおごえでママのなまえよんでた。どうしたんだろ?

「…じゃあ、男の中では?!」
えっ?おとこのこ?
うーん、それは

「あきらくんと、まさくんと、ゆんくんと、ようくん!!」
みんなママのつぎにだいすきだから、みんなのオヨメさんになってずっといっしょにいたいな!!

「「「「/////(可愛い)」」」」
でも、とあきらくんがいったからあきらくんのほうをみる。

「俺は祐が一番大好きだからな!」
「ボクもです」
「ゆんもー」
「俺‥も」
えへへとわらうとみんながかおをまっかにさせた。

「‥ねぇそろそろ、先生の話聞いてくれる?」
そのあとせんせいがニコニコしながらいうから、おれたちはおとなしくせんせいのはなしをききました。







解説
本人は周りからの好意に気付いておらず、まだまだママが一番好きなお年頃。

この先どうなるかは本人次第!


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bkm
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