左右田「おーい日向頼まれてたやつ持ってきたぜ!」
日向「‥」
左右田「‥」
日向「‥」
左右田「わりい」
日向「おう」
左右田「やっぱ夏といったらホラー映画っしょ!ソニアさんとこれを見てくっついてもらう作戦だっ!」
日向「で、なんでそれを俺に渡すんだよ!」
左右田「ソニアさんと見る前に俺が練習しねえとダメだろ」
日向「まさかお前ホラー映画見れないとか言うんじゃないだろうな」
左右田「見れるわけねえだろ!アホ!あれは一人で見るもんじゃねえだろ!男が練習して女の子と見るもんなんだよ!てなわけで今夜お前のコテージ行くからな!」
日向「(帰りたい)」
(夜中になりました)
左右田「まあ手ぶらで行くのもなんだしマーケット寄ってから行くか、コーラとポテチとポップコーンと‥)」
???「左右田?」
左右田「うぎにゃああああああああああ」
??「何事だ!?今毒に苦しむ魔獣の叫び声が聞こえたぞ!?」
???「いや左右田だって」
左右田「名字に‥‥田中‥‥」
田中「はっ魔力も持たぬゴミか」
名字「いや左右田だって」
左右田「お前らあ‥俺のことびっくりさせんじゃねえよバーカ!!」
名字「左右田がかってにビビったんでしょ」
田中「結界も張れぬから自分の身も守れないのだ‥」
名字「そうだよー、なにやってたの?」
左右田「夜のマーケットに人が来ると思わないだろ!お前たちこそ二人でなにやってるんだよ!」
名字「映画見るの、ディーブィディーだけど」
田中「最強と言われた陸上の魔獣どもの壮絶な戦いをこの目にしかと焼き付けんとな」
名字「ディズニーだけどね」
左右田「は」
田中「貴様これを持て」
名字「軽っ」
田中「これを毒手や邪眼も持たぬ貴様に持たせるわけにはいかない‥ふはっ」
名字「ハムスターの餌だけとか軽すぎるよ」
左右田「ちょいちょいちょいちょいちょいちょいちょいちょい‥!」
名字「なんなの」
左右田「今から二人っきりで映画とかおかしいだろ!」
名字「そうかな?」
左右田「そうかな?じゃねえよ!二人揃ってバカかお前らは!!」
田中「この俺様をバカと‥破壊神暗黒四天王に始末されるか?ゴミめ」
左右田「あマジでそういうのいいから!名字!映画は中止だ!」
名字「なんで?左右田には関係なくない?」
田中「貴様の口出しすることじゃあるまい」
名字「ねー?」
左右田「ねー?じゃねえよ!状況考えてんのか!男と女だぞ!」
名字「いやだ〜左右田そんなこと考えてんの〜」
田中「低俗が」
左右田「田中も少しは気ぃ使ってやれよ!」
名字「大丈夫だよ田中は発情とかしないから」
田中「き、貴様!?下劣なことを!?命が欲しくばその口を紡げ!!」
左右田「明らかに意識してんじゃねえかよっ!このままハムスターの発情期に便乗して発情するかもしんねえんだぞ!?」
名字「じゃあ左右田も来る?」
左右田「は?は?」
名字「いいじゃん」
田中「ふん、貴様に魔獣を手懐けられるかな」
名字「DVDだけどね」
左右田「バカかお前はバカなのかっ!誰が行くかお前らは帰るんだよ昼間見ろ昼間!」
名字「えー」
左右田「えーじゃねえ!ほら!帰んぞっ!」
名字「ぐええええ、首絞まる!田中くんん」
田中「ふん、この邪眼持ちの俺様に頼むか」
名字「ああ、裏切り者‥!」
左右田「きびきび歩けっ!」
名字「自分で歩けてない‥マジ‥お花畑が‥見える‥ブクブク」
田中「四天王の闇の源は置いていけ、死にたくなければな」
左右田「あそこに落ちてんぞ」
(日向くんのコテージ)
日向「左右田おそい」
121006