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Love is a leveller設定でクリスマスSSです。相も変わらずくだらないことしてます。夢主名が固定されていますので注意してください。





「メリークリスマス! というわけでラムダ様、早くケーキをお願いします」
「サンタさんが乗ってるやつ以外私は認めませんよ!」
「黙れ甘党共! ケーキは他の料理全部食べてから! イベントのたびにたかりやがって……というか俺の給料ってだいたいお前らに盗られてる気がするんだが」
「まったくラムダさんは財布のひもが緩いですねぇ。ヤドンにしか費やさない私を見習ってほしいものです」
「お前次しゃべったら顔面ケーキな」
「お父さんのお手製ケーキ早く食べたいです!」
「だれがお父さんか」
「マゼンタ、トナカイも渡しませんよ」
「サンタさん譲ったんですからトナカイくらいくださいよ!」
「あっ私いい方法思いつきましたよ」
「いい方法とはなんですかランス?」
「サンタとトナカイの胴体と首をわけて2人で分け合えばいいんですよ」
「グロテスク!」
「おらケーキ持ってきたぞー」
「おおおおおお! 2種類もつくるだなんて……ラムダ様何という女子力」
「ねえよそんなん」
「なんだかんだでちゃんと要望通りのつくってあげるのがラムダのいいところよね」
「不可抗力だろ……というかアテナは手伝ってくれたりは」
「するとおもう?」
「ですよね」
「ラムダ! ケーキ! ケーキ!」
「ケーキ! ケーキ!」
「うるさい! 今切り分けるから待ってろって!」
「ヤドン! ヤドン! ヤードーン!」
「よしランス歯ぁ食いしばれ」


* * *

「いやあおいしかったですねえ」
「素人が作ったとは思えないくらいおいしかったわよ」
「そいつはどーも」
「もっと甘くてもよかった気もしますが……」
「お前1人でワンホール食っといてなにいってんの」
「頭突っ込む勢いで食べてたわよね」
「アポロさん、だったら私のケーキ残ってるんで食べます? 醤油が足りないならまだありますから」
「お前のそれはケーキではありません。甘味に対する冒涜です」
「だって甘いんですもん」
「いい年した人がもんとかいわないでくださいよランス様」
「おやもうこんな時間ですか、私はもうそろそろ寝ます」
「え? アポロ様まだ9時前ですよ。早すぎないですか?」
「だって今日はイブですよ?」
「それがどうしたっていうんです?」
「サンタさんが来るから早く寝なくてはいけないでしょう」
「………!」
「なんです? そんなに驚いて」
「ア、アポロ様……サンタさん信じてるんですか。どう考えても年下のわたしが信じていないのにアポロ様は信じてるんですか」
「いやサンタさんはいますから」
「   」
「マゼンタは貰っていないのですね……なんてかわいそうに。日ごろの行いの差がここで現れるんですね」
「だ、だってサンタの正体ってお」
「そうだなーもうこんな時間だから早く寝ろよ」
「ああ、かわいそうなお子様に付き合ってる暇はありませんでしたね。それではおやすみなさい」
「……ラムダ様? いえお父さんといったほうがよろしいでしょうか」
「…………」
「甘やかしましたね」
「いや、別に甘やかしてなんか……」
「ぶつくさいいながら好き好んで甘やかしてるんですね、まったく新手のツンデレかってねぇアテナさ」
「じゃああたくしも寝るわ。おやすみ」
「え」
「じゃあ私も失礼します。いろいろ準備しなければならないので」
「え」
「…………」
「こっち向いてくださいお父さん」
「…………」
「お父さん」
「……なんでしょうお母さん」
「幹部全員甘やかしてたんですか」
「返す言葉もねえ」
「この時期金がない金がないって言ってたのはこのせいなんですね」
「もうやめてくれ改めて言われると恥ずかしい」
「ではお父さん改めましてサンタさん、勝手に頑張ってください。わたしももう寝ます」
「ちょっとまてよマゼンタ」
「なんですかわたしの分のプレゼントなら受け付けてますよ」
「そうじゃねえよ、お前も手伝え」
「はぁ!? なんでわたしが!」
「ここまで来たら共犯だろ! な! 1人でやるのももうそろそろきついんだよいろんな意味で! 手伝ってくれたらこないだ盗ってきた水の石やるから!」
「お引き受けいたしましょう」
「移り身はええ」
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