頂き物 | ナノ

深夜2時、マサオが部屋で寝ていると極悪二人組がやって来た


「マサオー!起きやがれ!」


「うるさッ…お前ら今何時だと思って『何か今日気分がノリノリでさ〜パーッと騒ぎたい気分なんだよね』


「だからマサオも一緒にナイトフィーバーしようぜ!」


「ナイトフィーバーって何すんだよ」


『「カラオケ」』


夜中に訪問して人を叩き起こす非常識な二人組


自分がもし一人部屋じゃなかったら、相部屋の他人に多大な迷惑をかけていたと思うマサオだった



……



『ランス、起きないとちゅーするよ。いいの?』


「うわぁ!!な、何事ですか!?」


「ランステンパりすぎww」



こうしてマサオに続いてランスが第二の被害者となる


「後は…デコっぱちの所か…!!」



おそらく第三の被害者になるであろうアポロの部屋へ向かった極悪二人組とマサオとランス



「(ランス…俺眠いし帰りてぇんだけど)」

「(それは私もですよ。全くいい迷惑です。明日仕事だと言うのに…)」


『あぁ…無防備なアポロさん…どうしよう馬鹿…あたし色んな意味で興奮してきた』


「おまww落ち着け。よーし…目覚めよデコっぱち!」



馬鹿がアポロに強力なデコピンを打つとアポロは一瞬で目を覚ました



「…何をしているんですか馬鹿」


「起きろデコっぱち!カラオケやんぞカラオケ」


「はぁ?」


『んもぅアポロさん!今夜は寝かせないんだから』



………



こうして二人組の部屋に到着した五人



『あー…あー…テステス…』


「ガチやべーよ!最高ww」



「(眠い…)」


「(喧しいですね…)」


「(マサオにランス…この状況を説明しなさい)」


盛り上がる二人組に対してテンションが最悪な被害者達

そんな三人にお構い無しに、セットした曲が流れ始めた



『キター!あたしの十八番!!!』


「よっナマエ!日本一!!」


『アポロさんデュエットしましょうw』

「遠慮します…」



結局マイクを離さない二人組に朝まで付き合わされた三人


次の日、勿論仕事に出ないで爆睡している二人組とマサオだった



「ランス…彼等は気楽でいいですね」


「ええ本当に。殴りたいぐらいです」


頑張れ寝不足上司!



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フリリクにあつかましくも参加してしまいました!極悪二人組がすきすぎます…ありがとうございました^^
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