一騒動あったけど、とりあえず3人でリビングなう。
「ねぇねぇ。前から気になってたんだけど、ジンさんと赤井さんて、自家発電するの?」
「自家発電?」
赤井さんは、意味が分からないと、首を傾げる。ジンさんは、どうせろくなことじゃねぇと、眉間に皺をよせているんだろう。めっちゃしかめっ面。
オブラートに包み過ぎたか。
しょうがない。
「摩擦熱とオーバーロードで自爆する……要は一人エッ……」
瞬間、ジンさんがベレッタを発砲。
それと、赤井さんのげんこつをいただきました。
「……いたい……」
「自業自得だ。馬鹿者」
赤井さんの馬鹿者いただきました。ありがとうございまぁぁぁす!
「というか、ジンさん発砲はひどくない?
わたし、恋人!」
「うるせぇ。テメェが悪いんだろ」
ピシッと、ジンさんのデコピンがわたしの額にヒットした。
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「ていうことがあったんですよ。安室さん」
わたしはポアロにて、先日の出来事を安室さんに話していた。
「あなたという人は……」
案の定、安室さんは呆れる。
「だってー。健全な男子ならするでしょ?」
「そういうデリケートな問題は、そっとしておいてください」
「はーい。
あ、そうだ大事なこと忘れてた」
そうだそうだ。わたしはただ世間話をしに来たんじゃない!
わたしの2勝7敗1引き分けの、7敗の引き取り手を探しているのだ。
「安室さん、わたしのエロ漫画引き取ってもらえません?」
「いりません」
「あの、売ってもらっていいのでどうか、どうか」
わたしは手を合わせて、安室さんに頼み込む。
「そう言われてもなぁ……そもそもほら、僕そういうキャラじゃないですし」
「うぅ……どうしよう!
あっ!風見さんは?」
そうだ、かざみんこと風見さんなら、安室さんのお願い(命令)聞いてくれそう。
「風見をあまりいじめないでやってくれ」
と、言いつつ安室さんはかざみんに連絡を入れる。
わたしがこってり、かざみんに絞られるまであと数十分………。
でも、なんやかんやでかざみんが引き取って、売ってくれましたとさ。
めでたしめでたし。
おわり
bkm