「赤井さーーん!………ぶへっ」
赤井さんに突進してったら、華麗にかわされて壁に激突。
うぅ、痛い。
「すまない。ただならぬ気配を感じて咄嗟に避けてしまった。大丈夫か?」
「大丈夫です!」
手を差しのべてくれる赤井さんは紳士だ。
「それで、俺に何か用か?」
「用ってほどの用じゃないんだけど、あのね赤井さん」
「ん?」
「赤井さーん!無事!?」
「ボウヤ、どうした」
コナンくんが来てしまった。
だが、関係ない!
「赤井さん赤井さん」
「お姉さん、お願いだから落ち着いて」
「一体何なんだ」
「赤井さんのお尻を撫で回してもいいですか」
「……清々しいまでに欲望丸出しだな」
「お姉さん懲りてないでしょ」
「どういうことだ?ボウヤ」
「お姉さん、さっき安室さんのお尻を触ろうとして通報されたんだ。
駆け付けた風見さんにこってり絞られたばかりなんだ」
「馬鹿だな」
「赤井さんひどい!」
「お姉さん学習しないよね」
「だって、触りたいんだもん」
「君にはジンがいるだろう」
「安室さんにも言ったけど、ジンさんは違うのよ。
うん。あと、返り討ちに遇う」
「君の思考回路は一体どうなってるんだ」
「考えるだけ無駄だ」
ジンさんも登場。というか、わたしの頭を鷲掴みしないでーー。
「ジンさん、いたい。
もー、こうなったらベル様のおっぱいパフパフしてやるーー!」
「こいつはこういう奴だ」
「お姉さん……」
「変態だな」
「変態じゃない!
ただ、本能と欲望で生きてるだけだ!」
「阿保か」
「ジンさんにアホって言われた…バカより新鮮……いい…」
「ハハハ……ダメだこいつ」
つづく