仕事から帰ると、赤井さん安室さんジンさんがいた。
いわゆる逆トリというやーつ。
そしてなんやかんやで家に居候させる。
ここで問題発生。
寝る場所である。
「わたしの独断と偏見で寝る場所を決めます!
あなた方の意見は求めん!
ということで、安室さんとジンさんが同室ね。ベッドは一つしかないからどちらかが蒲団になります。仲良く決めてね」
「妥当な案ですね」
「本当はわたし、ジンさんと一緒が良かったけど、安室さんと赤井さんが同室だと修羅場だし、赤井さんとジンさんが同室でもそうだと思うんだ」
「空っぽの頭の割には考えたな」
「ジンさん、それ褒めてないでしょ」
「当たり前だ。
バーボン。ベッドは俺が使ういいな」
「はいはい好きにしてください」
「待て。今の話からすると、俺はもしかしなくても君と同室なのか?」
「そうですよ?」
「君は危機感を持った方がいい」
「え?あぁ、大丈夫ですよ!
同室って言ってもわたし押し入れで寝るので」
「茜さんがそんなところで寝る必要はないですよ。
赤井を押し入れに詰め込めばいい」
「いや、赤井さんが可哀想!
危機感とかよく分からないけど、赤井さんだって女を選ぶ権利はあるからね。わたしは大丈夫!それに押し入れで寝るとかちょっとわくわくする」
「その妙な自信はなんだ」
「いいのいいの!
ということで、安室さんジンさんおやすみなさい!!……お願いだから流血沙汰にはしないでね」
「フン」
「……善処します」
「さ、赤井さん!わたしたちも寝ますよ!」
という具合に4人で暮らすことになりましたとさ。めでたしめでたし
おわり