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▼ モラトリアム(リバ?)



携帯のアラームが鳴る。止める。スヌーズ。止める。
揺り動かされる。
「おい起きろ。お前今日行かないとヤバいんだろ。」
「んあー。」
布団から顔を出すと、俺と同じく半裸の友達、ケイがいた。そうそう。今日は行かないとヤバい。でもでもまだ7時過ぎとか、あーでも風呂か、あー…ぐーぐー。
「寝んなって馬鹿。」
「ぐえ。」
今度は頭を叩かれた。いたい。しょうがないからベッドに座る。布団を被ったままで。
「みずー。」
「自分で取れ。お前起こす為に起きた俺に感謝しつつ自分で取れ。」
ケイも欠伸しながら、俺の横に腰掛けた。相変わらずよくわからん眼鏡かけてる。サブカル男子。つか、うわー今日に限って雨降ってるし…。外出んのだる。
「がっこー行きたくないよーえーん。」
「うわーん、って、マジ親が泣くぞ。」
うわーん、そうだよね。勉強するってがっこー入って、何してるかって言ったら。バイトして学校行っても部室にしか行かなかったり、日がな一日ギター弾いてケイとえっちして、あーモラトリアム万歳、よし寝る。
「だから寝んな。顔洗え。」
「あう。」
とりあえず横になっただけなのにケイが俺のほっぺ抓る。いひゃい。
「ケイにゃん。」
「あ?」
「ケイにゃんがちゅうしてくれたら起きる。」
布団から顔半分出してうるうる。半分冗談、半分本気。だけど鼻で笑われた。
「レンにゃんが起きたら、ちゅうしてやる。」
「うーざー。」
そう言いつつ起き上がる俺わかりやすい。ケイは事務作業のように顔を近付け、俺はその隙にケイの首に腕を回しベッドに雪崩れ込んだ。安いベッドがぎしぎし泣く。
「!ちょっ、だから起きろ。」
「起きるって。その前に朝の体操。」
俺の腕から抜け出ようとするケイ、その下唇を噛んで背中を撫でた。ケイはうざそうにため息をついて、布団の中に潜り込む。もぞもぞ動いてエロス。
「朝だから固いな、」
「昨日ケイにゃんの中に入ってたのだお。」
「うるせー。」
布団の中のことだから、俺にはどうなってるか見えない。見えないフェラっていいよね、ぞくぞくする。たぶんケイのベロ、濡れて厚いケイのベロが俺の竿を舐め、くわえた。
「あっ、ふ、」
「んぶ、」
股間に湿った感触、見えないがじゅっぽじゅっぽと音がし、布団が上下する。割と奥まで口を開きめでちんこ迎えいれ、頭を振ったのか、布団が少し左右に揺れる。先に当たる感覚が、いい。
「ああ、ケイ、もっと、もっと…」
「ちゅうっ、」
ケイが俺の尻穴に口づけた。俺は膝を立て、ケイが舐めやすいよう腰を上げた。たまらんね。枕を握って、切ない息をはいた。
「ケイ、あっ、あ゛ぁ…」
「ん」
ケイの行動は想像だけど。尖らした舌先で舐められると、くすぐったいような、嘘きもちいい。舌先を入れられると、ちょっと気持ち悪いけど、切ない。ちゅうっと吸われると、あう。

ばさっ!

「おわ、」
「布団の中あちーわ。」
我慢ならなかったのか、布団からケイが出る。口がてらてらしてエロス。
「あっ、あぁ…。け、ケイ…!」
「あー、レン寝起きだから、熱…!」
可愛くすぼまってたのに、ケイが舐めまわすもんだから開いてきて、ピンクく肉を見せてるそこに、ケイのちんこがぬっぷり侵入してきた。駄目だわ、寝起きで下半身は元気元気だけど、頭ぼーっとして、ずちゅずちゅ言う音が頭に響く。
「ケイっ、ケイっ、あぁっ、あっ、すごっ」
「はぁっ、はぁっ、」



「なんか君のてぃんこがやる気になってしまって、俺の再履が決定した件について一言。」
「ごめん。」


おわり







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