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▼ くすぐり(小スカ)



深夜、公園のベンチに腰掛け、公衆トイレを見つめる。小走りでトイレに向かう男を見つけた。
男の後ろからそっとついて行き、もうすぐトイレ、というところで羽交い締めにした。
「おわっ!は!?なっ!?」
突然のことに驚いている男をしり目に、片手で拘束をしつつ、まずは脇の下からくすぐる。
「ひっ!やっ!は!ふはっ、ははは!やめっ、はは!やめろ!」
案外敏感だったようでいい反応が返ってきた。大きくなぞったかと思えば、つまむようにコチョコチョする。
「ああっ!ふっ、はは!ひっ!はっははは!まじ!やめ!はっひ!」
脇の下から指を脇腹へ移し、下から上へ、背中の方から前へ怪しく大きくスライドさせる。
「はひひっ!ひっ!ばっ!はははっ!まっ!漏れる!ちょっ!はははっ!ひい!」
男は前屈みになり、内股でくすぐりとトイレに耐えるている。脇腹をしつこく指の腹だけでそっと触ったり、なぞる。
「あ゛あっ!はぁーっ!はひっ!ひっ!ひっ!」
男は堪えきれず内股をしっかりと閉めて地面に座り込んだ。もう抵抗しないだろうということで両手でくすぐりにかかる。片手は脇腹を続けて、もう片方は背中をくすぐる。
「やめっ!は!ひはははっ!はぁー!はぁーっ!トイレぇ!はっ、も、漏れる!」
背骨をつまむようになぞったり、背筋をつー…とさすると、男は体を丸め込むようにして震えた。
「なんでトイレ行きたいの?」
くすぐりの手は止めず意地悪く耳元で囁くと、男は振り返って涙目で睨め付けてきた。
「あっ!はっ!は!ううーっ!あっ!おし、っこ!っ!決まって、!はっはひ!だろ!」
くすぐりに立てなくなりながら尿意を訴える男にささやかな嗜虐心が湧く。もうきつく閉められてしまった脇を諦め、両手で背中をくすぐる。おそらく弱点の背筋を下からなぞると男の震えが大きくなった。
「もっ!だっ!あっ!ひぃーっ!ひっ」
男は尿意の限界なのか両手で股間を押さえつけた。足をもぞもぞ動かして健気に耐えている所に、背中の脇の方をくすぐり、
「ひっ!ひっ!ああっ、もっ、ああ゛あああ〜っ!」


ショワワワワ……



男は足元に黄色い水たまりに呆然としている。
「、てめぇ、…」
達成感と悪戯心が充たされた俺は、それを無視して帰った。


おわり




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