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▼ 雄犬(異常設定・SS)



※暴力表現

昨今の著しい治安悪化を受け、上流貴族は新しいガードマンを設けた。遺伝子操作により人間より遥かに頑丈で、犬のように飼い主に従順になったそれをである。

「がっは!はっ、っ!」
確かに頑丈ではありますが、限度はあります。さっきまでさんざ水責めされ、二桁越すほどイかされた後にこの拳はとても辛いです。腹に強烈なのが一発、顔面にもう一発。旦那様の御手と言えど、犬と言えど、衰弱した身にそれは厳しいものがあります。その二発で意識の八割は吹っ飛び、目の前が暗くなりました。
「っ!ぐっ!」
膝をつくな、という旦那様の御命令なのでなんとか意識を繋ぎとめますが、旦那様の御手は止まりません。御足も止まりません。十数発の猛攻を受け、ついに私の足はくずれおちました。
「膝をつくな、立て。」
旦那様は冷たい視線で私を一瞥した後、再び顔面に渾身の一撃を沈めました。そして再び猛攻が始まりました。さっきより速く重い拳に、私の顔は犬だというのに少し腫れ上がり、足はガクガク震え、もうほとんど意識もない状態でした。しかし旦那様の御命令、倒れることは出来ません。視界が揺れ、ぼやけ、歪んでいきます。
「………ごしゅ、じ、さま」
そして私はついに禁断の言葉を口にしました。心の底から平伏し、容赦を願う際の、『御主人様』を口にしたのです。
御主人様はそれを聞き、手を止めました。そして柔らかく微笑むと私の唇に、御主人様のそれをそっと触れさせて下さいました。その口づけの感動に震えた瞬間、御主人様は私の顔面に今日最高の一撃を与えたのです。私はその苛烈な衝撃で床に思いきり叩きつけられ、そのまま失神してしまいました。
失神してどれくらいの時間が経ったのか、不思議な浮遊感を感じました。その後不安になってしまうほど、身体の異常な快感と興奮が高まり、おしっこを漏らしそうな感覚に陥りました。私はおそるおそる目を開けると、私のちんこから二桁越したとは信じられない量の精液が放出しているのが見えました。
その後御主人様が果てるまで、責めは続きました。

おわり







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