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▼ 文化祭(3P)



※女装、お姫様攻
※攻以外と本番
※クラス違った設定だった気がしたけど、気がしただけ。
※不良ビッチ1 2 3 4の続き。

『か、かわいい…!』

それはクラスの総意だった。
文化祭で、このクラスは女装喫茶をやることになった。今は準備期間、とりあえずテストとして男子全員がメイド服を着てみているのだが、予想通り見れたものでない。ただ1人を除いては。
『…かわいいなー。あいつこんな可愛かったんだ…。』
『うちのクラスで一番可愛くね…?』
『やべぇ、なんか目覚めそうだ。』
そんな男子の視線を一身に集めているのは、



「…本当は、お前らの仕事だろ。受共。」
巨根攻様上川(メイドver)

「やばっ!超可愛いな上川!後でメイドさんごっこしようぜ!」
「見んな外野!上川は俺らの姫だしー。なー?」
「こっち向いて!写メ!写メとるから!パンチラください!」

「聞けよ。何で女装して受のお前らより攻の僕が人気でるんだ。逆だろ普通。」
ハッスルする俺らに対し上川は憤慨して見せるが、いつもの野暮ったい前髪を切られ、ミニスカメイドに身を包むその姿は、可愛い以外では形容出来ない。周囲の空気がキラキラして、浄化されてくようだ。
…でもあの可愛いミニスカの下にデカチンぶら下げてるって、やらしいよね。俺らは足も腕もでかいから、女装は予想通り痛ましい。
「姫。御髪に乱れが。」
「お嬢様、足元に気をつけて。」
「マイエンジェル!」
悪ノリで甲斐甲斐しくお世話してたら、上川たんは口きいてくんなくなった。上川は平凡受の素質があると思う。俺的には逆も内心やじゃないからね。



「…僕から離れるなよ。」
文化祭当日、上川は大変な状態だった。教室で給仕をすれば行くテーブル先々で口説かれ、逃げようと客引きに外に出ればナンパされまくりで動けないほどだ。
廊下の人ごみの中、またナンパされてる上川を、ナンパ男を睨みつけ奪還する。まぁ俺もメイドだから迫力ねーけど。
「悪い。亮と一哉がはぐれたから…。」
上川は俺らと一緒じゃないと、気弱だからろくにナンパ除けも出来ない。離れるなと、俺のスカートがきゅっと掴まれると、受とか攻とかかなぐり捨てたとこがときめく。か、可愛いな…!

真面目にナンパの相手をしながら、上川は客引きをする。何人もメアド教えてくれたら行くとほざいて、何回も上川は苦笑いをした。
「なぁもうバッくれようぜ。どっかで時間潰してから戻るしかないって。きりない。」
「うーん、でもみんな働いてるし、」
…何だよ。別にいいじゃん。そういうとこ真面目ちゃんでムカつく。俺はどっか空き教室でむにゃむにゃしたかっただけだけど。気遣いが空回りして、ちょっといやになってしまった。
「じゃあいい。俺煙草吸ってくる。」
「え、置いてくなよっ、ちょ、」
後ろでまた上川に声をかけてる男がいたけど、気にしないでズカズカ進む。ミニスカメイドで大股で歩いてガンつける。いとシュール。



「…ふう」
文化祭の喧騒から離れ、トイレで一服。このひんやりとした静けさは別の空間にあるみたいだ。

「……悪いこと、したかも。」
人ごみによる火照りが収まってくると、だんだん上川が心配になってきた。上川は一生懸命やってただけだし、質の悪い男がいたらどうしよう。
だんだんそわそわした気分になって、まだ火をつけたばかりの煙草を捨て、もといた場所に戻ることにした。超ダサい。でも心配だ、俺らの姫さんが。



「…!」
俺の予感通り、確かに上川は質の悪い男に絡まれていた。
しかも最悪の部類の。
「さ、佐久間先輩…。」
恐る恐る近寄ると、懐かしい顔が振り返る。俺を確認するとその顔はいやらしく笑った。

「なんだ、ちかか。お前も可愛いかっこしてんだな。」

先輩が俺のスカートを不躾に捲る。俺をちかって言うのは、この人だけ。智佳だから、ちか。
この人、…佐久間先輩。俺らのOB。俺の初めての相手。
……この人、ほんと質悪い。超些細なことで因縁つけて、骨の髄までしゃぶってく。某広域暴力なんちゃらの息子だったりするから始末におえない。この人の誕生日パーティーで指がうんちゃらすんのを初めて生で見た。母ちゃんとの約束で、勧められた薬は頑なに拒否したけど。
ざっと関係の経緯を説明すると、一年の時にシメられて、先輩の学校滞在時の女にさせられてた。毎日無理やりヤられてるうちに、今こんなんなっちゃった。漬けられなかっただけマシっぽい。
「ちょっとちょっと先輩!こいつ男っすよ?」
スカートを押さえながら、上川を背後に隠す。俺がいない間、ずっと何かされてたのか、上川はビビりまくっていた。
「は?知ってる。見りゃわかんだろ。」
「あ、ははっ、そ、そうっすよねー…」
昔の習性で手のひらに汗が滲む。何とか上川だけでも逃がせないかと、機会を窺う。
「まぁいいや。ちか、どうせだからお前も来いよ。久しぶりだろ?」
「っ!」
そう俺の手を先輩が掴む。もう機会うんぬん関係なく、上川を押して逃げるよう無言で促す。だが一向に動かない。
「じゃあ行くか。」
「上川…っ、馬鹿っ!」
上川も結局俺を置いていけず、2人して学校から連れ出された。学校の外に泊めてある黒いあの車を見て、胃が縮んだ。



「………」
座敷にメイドが2人。シュールだ、安いAVみたいだ。2人して正座で何も喋れない。
「ちか、お前俺がいなくなってから、どうしてた?」
「え、あ、ど、どうって…」
「あんなちんこ狂いになってたから、さぞ辛い思いをさせたかなぁと思ったんだよ。」
「!」
上川のいる前で、事実俺はビッチだけど、そこまで言わなくてもいいじゃん。俺は耳が赤くなってるだろう、深く俯いた。
「ちか、答えろ。」
「その、あ、あの、」
「篠山とか、宇木とかとヤってたろ。」
先輩の可愛がってた後輩だ。ヤってたけど、最近は上川とばっかりだったから。でもここで俺が何か言っても無意味な気がする。
「ヤ、ヤって、ました。いっぱい、ちんこ入れてもらって、ました。」
とりあえずこう言うのが正解な気がする。正座の上で手を握り直す。
「なんつったっけ、お前。」
「………上川、です。」
「上川ね。こいつ、こんな奴だって知ってたか?」
先輩が俺を膝に置いて、上川に向かって俺の足を開かせた。パンツの上から、ケツに指を押しこんでくる。上川は俯いた。
「…いえ、」
嘘つけ。ビッチが口癖だろ。先輩にキスされながら、パンツの中に手突っ込まれて、初めて上川に俺が他の男とヤってるのを見せることになって、興奮するかと思いきや、超ブルーになってる自分に驚いた。
「こいつこんな見た目で、こんないきがっておいて、ケツにちんこ突っ込まれないと生きてけねーんだよ。」
ブルーブルーブルー。でも俺は上川の被害を最小限にする為、先輩の口に吸いついて、ベルトを外してやった。伊達にビッチじゃない。ビッチで得したぜ!



「ああっ!あんっあんっ!せんぱっ、あんっ、だめぇっ」
「前とっ、変わんねーっ、なっ、本当にヤりまくりだったんだろ、ちか」
「あふっ、んっあ!あ゛あっ!や、いだ、あ゛あっ」
正上位で先輩がガンガン突いてくる。こういう人って無駄に暴力的でいやだ、肩、首、噛みちぎられんじゃないかってくらい噛まれた。血が滲むとこにさらに歯が立てられる。先輩の好きなように突かれて、それを上川が見てる。頭がぼんやりする。気持ちいい、上川と目が合った。大丈夫大丈夫。
「あふっ!ああ゛あっ!あ!あっ!あんっ」
「ちかー、お友達の前でっ、こんな、やらしい、っな」
動物的って言っていいほど、激しいピストン。これ以上奥入んないように締めると、俺も気持ちいい。腰全体が痺れちゃうような、昔は痛かったのも、柔らかくなった穴では堪らない。上川の前なのに、他のちんこで喘いでる。貞操観念なんざ持ち合わせてないから、気持ちいいだけ。痛いのと、気持ちいいの。
「ああ゛っ、いたっ、痛い゛っああ゛ぉうっ!」
「ほら、繋がってっとこ、覗けよっ。」
体を横にされ、ピストン再開。乳首が取れるかもってくらい噛まれた。超いたい。気持ちいい、気持ちいいって。時たまゆっくり中に押し込まれて、その圧迫感に興奮する。その後の激しいピストンに、ヤバい意識持ってかれる。失神したら叩かれた。口痛い。また俺飛んだら、それから上川が、どうなるか。

「ああ゛!せんぱっ!先輩のちんこっ、一番っ、一番、いいよぉっ!」

いっとくけど社交事例。だがどっかで切れる音がした。
「せ、ん、ぱーい、僕にも構ってくださいよぉ。」
上川だった。

「はっ!?あっ、はっ!?」
振り返った先輩が仰天したのも当然。可愛らしく公開プレイを見ていた男の娘、そのスカートからローションまみれの荒ぶる巨根がこんにちはし、先輩のケツにインサートしようとしてたからだ。
「はっ!?ふざけっ、あ゛!」
「ふざけてませーん。」
普段は上川は無理なんかしないけど、今日はローションのぬめりで強引に押し入ろうとしている。上川が、キレとる。
「せんぱっ、腰振ってぇ」
「ば、馬鹿野郎!ちか!」
先輩のケツに力が込められてる。俺はいやらしく腰を突き上げ、回し、先輩の意識がちんこに向かうよう仕向ける。多少緩むだろ、これで。あー、上川が交ざると、興奮、する。
「ああ゛っ、先輩っ、あん!」
「っ、!…あ゛、あ…!」
ぬちゃぬちゃ腰を振ってると、先輩の動きが止まって軽く震えだした。…あのデカい先っぽ入ったな。初めてだし、いたそー…。

「あ゛あ…んっ」

だがしかし、顔を上げると先輩は熱い息を吐いて、まんざらでもなさそうな顔をした。マジすか、天才だよ。
「入り口、気持ちよさそうですねー。」
「あぁ…っ、」
先輩は太ももを突っ張らせながら、その圧倒的な上川のに耐える。上川は先だけでちゅくちゅくと先輩の入り口を細かく弄る。先輩の目に涙が滲んで、半開きの口から明らかに感じてる声が漏れる。
「はっ、あうっ、先輩、ケツきもちー…?」
「んっ、くぅっ」
先輩は大きく息を吐いて、俺らのサンドイッチ、俺の締め付けと上川の入り口弄りに耐える。先輩は息を吐くのも辛いように、頭を振ってされるがまま。畜生、俺のちんこだから上川のは。
「あっ、…はぁ…そこ…」
上川がゆっくり腰を進めて、途中で止まる。じっくりじっくり中を押しつけると、先輩は上川の方を向いて強請るような視線をやった。
「ここがっ、なんですか…?」
いやらしい上川の質問、こんな体勢、屈辱だろうに先輩のちんこはピクピク中で脈打つ。きもちー、先輩はなんとか呼吸しながら、上川を見つめる。
「…もっ、と」
先輩よっわー。さっきまでの激しさから一変、ねっとりとした動きが続く。だんだんと高まってく興奮に、もうどうでもよくなってきた。
「あっ」
先輩がケツをいじられ喘いでる。ざまぁみろ、とか思わないでもないけど、羨ましい。ねっとり動く熱い巨根に、先輩の目がとろんとしてきた。





で、
「上川、俺んとこで暮らさないか?」
結局ライバルが増えただけっていうね。


おわり







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