「どーしたらいーんだろ……」
「…………」
「ねーーえー?どうしたらいいと思う?レン」
「………」
「ねぇ無視?!無視なの?!!」
私は必死にレンに話しかけてるのに、レンは雑貨を見たまま返事をしない。
「レンレンレンレンレンレンレンレン!!!!聞いてるーーーー!!!!???」
ゴロゴロとベッドの上を転がりながら叫ぶと、とうとうレンがこっちを向いた。
「真琴、」
「ん?」
「君が今どんな容姿なのかわかっているかい?」
「…………んん?」
そこで「あ」と声を出した。
「正直…、気持ち悪いんだよ」
聖川の姿でゴロゴロ転がられたり、猫なで声出されたり、すると?
「猫なで声なんかだしてない!」
「でも…そう聞こえるんだよ」
声がいつもより高いから。といってバツが悪そうに目を反らされた。
「んんーーー…」
とにかく悩みはつきない!
「どーーしよーーおお」
「だからその声を出さないでくれるかい?」
⇔07日目に続く
mae | tugi