「なまえ!」
「清正?」
あれ、デジャブ……?
「お前が1人で帰るなんて珍しいな」
「まあね。反省文書いてたの〜」
「ああ、アレか」
「ほんと、アンタの彼氏のせいで散々だったよ〜」
「だから!あんまそういうこと言うな!」
「顔赤いし〜、可愛い」
「本当だな。」
「「宗茂!!?」」
「幽霊でも見たようなリアクションだな、」
「アンタ帰ったんじゃないの?」
「いや、清正を待っていたんだが、清正はお前の方に行ってしまってな」
「ざまあみろよ」
「よし清正帰ろう。」
「ちょっ……!待てッ!!」
「ああ!待ちなさいよ宗茂ッ!!」
今日がずっと続くわけじゃない。
だからって、明日が今日よりも素敵な日だという保証もない。
だけど、私たちは今日も明日に期待する。
明日もまた笑って、怒って、ふざけて、好きでも嫌いでもない奴と顔を合わせて、泣きたくなって、楽しくて仕方がない1日になるように。
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