「そうそう、お前って輪の貳號艇にいたんだよな」
「ああ、」
ここは政府要員養成所 学園「クロノメイ」。
花礫は今ここに属して輪に入團するため勉強をしている。
そこで、同室の獅示に話しかけられていた。
「そこにさ、虧って人いるよな?」
「ああ」
「ああーーーー!!いいよな!話とかしたんだろ!?」
「まあ、・・買い物とかもしたな」
「マジか!!」
「あの人ってさ、メカニック超優秀なのに輪で戦闘までこなして、うちの技術創造コースじゃあ密かに憧れてるヤツ多いんだよ」
「へえ、」
「そんな人と買い物とか・・オマエ、」
「別に普通じゃん?買い物っつっても1回だけだし成り行きで」
「どんな人?」
「は?」
「虧って人!」
「・・・、」
「・・男運悪そう?」
「…ハ?」
28:想像
mae | tugi