「で!どうゆうことなんですぅ!?」

「・・はい。」

案の定、虧はキイチのお説教部屋行きとなってしまった。

「私は、虧さんのことは認めているんですよぅ?それなのに・・」
「間が悪かったんだって、キイッちゃん」
「あら、珍しく虧さんのフォローですか?」
「そういう訳じゃないけど」

「明日は雷雨だね」

「雷雨は植物にいい影響を及ぼすんだよ。降ってくれて丁度いいね」
「ああっそ」

「まあ、今後は気を付けてくださいね〜」
「・・はい」

虧は素直にキイチへ頭を下げた。



「でも・・1つ気になることがってね」

「なんですかあ?」

「なんか・・最近の火不火って変じゃない?」


「だよな〜」

「うわああ!!」
「朔ちゃん!」
「朔さんお久しぶりです」

「よ!」

「全く!驚かせないで下さい!」
「別に脅かすすもりじゃあ、」
「朔ちゃんがそうでも!受け取る側のキイチがそう思ったんです!素直に謝って下さい!!」
「あっはは、すまんすまん」
「心がこもってませんよぉ!!」

ぷりぷり怒るキイチに苦笑いを返しながら、朔は虧の隣に座った。


「で、やっぱ虧も変だと思ったか」
「あ・・、はい」

「何が変なわけ?」

「なんていうか・・火不火の戦い方が雑になったかな〜って」
「そんな雑な奴らにやられそうになったんですよ?」
「ま・・まあ、そうなんだけどさ…。なんていうか、計画性がなさすぎ!っていうのかな〜・・。能力体はやたらといるんだけど、数打ち当たる!みたいな感じがさ」

う〜〜ん・・。と呻る虧の横で、朔はテーブルにあったクッキーに手を伸ばした。


「そうだな。それは俺も思ったんだよ」

「そうなんですか?」

「でもまあ、これから敵もどんどん力をつけていくってのも事実だ!気を引き締めろよ!」
「それなら、そっくりそのまま朔ちゃんに言葉を返しますッ!!」
「キイチ、お前酷過ぎないか?」

「じゃあ、そろそろ帰りますか」
「おう!喰またな〜」
「てゆうか、いつ僕壱組戻れるんですか・・」

若干ため息をつきながら喰が立ちあがった。



mae | tugi



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