「で、貴女の歌う曲は決まったのですか?」



「まあ………ただ、1つこだわりたいことがあるんだよね」

「なんですか?」

生徒会室にて、私とトキヤくんでブラックコ−ヒ−を飲みながら生徒会で行うバンド活動について再度話し合っている。

その横で、音やんは持参したらしい大量のミルクと砂糖をコ−ヒ−にぶっこんでる。



「私さ、"ドラマチック"を歌いたいの!大好きだからYUKI!」
「はい」
「で!あれってバイオリンが凄く綺麗なのね!だから…バイオリンの生演奏を!」
「いくらなんでもそれは…」
「ええ!?トキヤくんなんでも演奏できるんじゃないの?!」

「私にやらせるつもりだったのですか?!」
「ダメ?」
「駄目ではないですが…」

「でも、楽器2つはさすがにキツくないですか?」

「だよね…」

「あ!」


「どうしました?音也」

「俺と同じ一年に、バイオリン超上手いってヤツがいるって噂、聞いたことあるよ」

「なにそれ!」
「そうと聞いたなら、探しますか?」
「もちろん!」




「おうおう、盛り上がってんな」


「龍也先生」
「りゅ−やさん超ナイスタイミング!!!!」


mae | tugi



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