「暑いね〜」
「暑いですね」
季節は夏!
そして今は夏休み。
夏休みならク−ラ−ガンガンかけた部屋でニ−ト生活をおくれる!と思ったのもつかの間。
嶺二の計画により、ク−ラ−は本当にヤバイ時のみ使用可能という指令が下った。
嶺二には家事全般だったり、色々お世話になってるから文句はあまり言えない。
「う―――っ」
「お姉ちゃん、しっかり」
「うん…」
自分だって暑いのに、セシルは縁側で倒れている私を一生懸命にうちわであおいでくれる。
「じゃあ次、私が扇ぐね」
「お願いします。」
セシルは、私や嶺二にも敬語をつかうけど、よそよそしいとか、壁を感じたりはしない。
むしろコレがセシルのキャラだし。
セシルをパタパタと扇いでいると、嶺二が大学から帰ってきた。
「あ〜あ〜、どうしたの2人とも」
「どうしたもこうしたもないよ!暑いの!」
「俺だって暑いよ。あ、そうそう!今日は夜蘭丸が来るからな」
「まぢで!丸ちゃん久しぶりじゃん!」
「楽しみですね!」
「ね!」
mae | tugi