「やあレディ、今日もキュ−トだね。」


「えっ……コレッ!?」



けや木通りとラフォ−レのある通りの境目に来たと同時に空から死体が降ってきた!!

しかもなんか建物の上に誰かいるしっ!!


「神宮寺、アンタいつも言ってるけど、わざわざコレ持ってこなくていいんだけど!だいたい、うさぎ頭の中身知らないくせによくキュ−トって言えるよね、」


化粧もしてない干からびた女だったらどうすんの?って平然としている真琴さんに対して、未だに上の方にいる人は俺はナチュラルメイク派だから大丈夫さ。なんて返してる。


それより俺たちの足元で倒れてるこの人どうすればいいの!!?




「仮面取って。」

「えっ!!?俺がっ!!?」

「一十木くん以外に誰がいるの」

「だって………、うう゚……っ」


この人頭ぶち抜かれてるよっ!?
銃刀法違反っ!………て、ここでは通用しないのか…。ううう゚……ッ!!!


「うっ………っ、うえ゚ぇえ゚え゚――っ!!!」


「あ−あ、お花畑が口から流れてるよ。」
「見ないでくださいっ!!」



「ちょっと、さっきから俺は無視?」


トスッと軽い着地音が俺の後ろで聞こえた。
条件反射で振り返ろうとしたら、お花畑を流し出すために上げていたうさぎ頭を物凄い力で押し戻された。
痛いです、真琴さん……。


「ちゃんとかぶってから振り向いて。」

俺に対してボソッと呟くように言うと、真琴さんは先に後ろを振り返った。


mae | tugi

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