生徒会室廊下にて



「あっ!一平、どうしたの?」

「彦ちゃん今日も生徒会の仕事あるの?」
「うん。書類の山で死にそう」

「あんまり無理しないようにね?」

「ありがと!頑張る」

「あっ、今日ね母さんがケーキ焼くから彦ちゃんつれてきてって言ってたらから終わったら家寄って?」

「本当に!?やった!一平ママのケーキ美味しいよね!」

「彦ちゃんはホント甘いもの大好きだよね」

「うん、大好き!」

「じゃあ家で待ってるね」

「うん!」




「………………」


遠くからその様子を見ていた黒木くん
今福さんの一平と自分に対しての態度と声のトーンの違いにイラッ。








「あ、生徒会長の黒木くん」

「…何か用?」

「羨ましいんでしょ?」

「なんのことかな」

「僕と彦ちゃんは幼なじみなんだ」

「そうみたいだね」

「だからね、彦ちゃんの好きなものとか嫌いなやつとかなんでも知ってるよ」

「…それが僕と何か関係が?」

「別にー、それだけ」

「…」

「僕、君のこと嫌いだな。彦ちゃんをいじめるから」

「人聞き悪いね。そんなことした覚えはないな」

「彦ちゃんのこと好きなら優しくするべきだと思うなあ」

「なんの話かさっぱり分からない」

「まあ僕にはどうでもいい話だけど。じゃあね黒木くん」

「……」








鎌を掛ける一平

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