※絶望的片思い黒木くんと今福くんの結末




「へぇ、庄左そういうの読むんだ」
「意外?」
「うん。時代小説とか読んでるイメージ」
「そう?ジャンル問わずなんでもみるよ」
「じゃあオススメ教えてよ」



差し出された本のタイトルを見てドキッとした。

僕の心を見透かされたような気持ちになった。動揺を隠すため笑ってみたがぎこちない。パラパラと軽くページをめくって気を紛らわそうとするが手が震えている。気づかれないように静かに深呼吸して最後のページにたどり着くと僕の予想は当たった。



「そろそろ白状したらどうかな?」



もう僕に逃げ場はないようだ。




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最後の一文は想像にお任せします
きっと今福くんの本心に問いかけてる系

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