高校生設定
※下ネタ注意
春らしい陽気に自然と足取りも軽くなる。今日の一限目の授業はなんだっけ、と考えながら桜並木を鼻歌を歌いながら歩いていると後ろからぽすっと頭を叩かれた。振り返ると不機嫌そうな顔をした左吉がいて思わず口元が緩んだ。
「左吉ちゃんはよー」
「その呼び方ヤメロ」
「えー!可愛いじゃん」
「うざい」
眠たそうに欠伸を何回も繰り返す左吉ちゃんの目の端には涙の雫が溜まってぽろっと流れる。ついこの間の情事が頭をよぎってムラッとしてしまったのは仕方ないと思う。普段はすました顔してるクセにヤる時はめちゃくちゃ…可愛い。整った顔をぐちゃぐちゃに崩して喘ぐ姿を見たら一瞬で理性ふっとぶ。その泣き顔が最高にエロくて早々とイってしまいそうになるのを毎回抑えるのは大変だ。(断じて俺が早漏でないことだけは主張したい)
そんなことを思い出してしまったものだからただいま下半身が熱いです。俺も健全な男子高校生なわけで朝起きると元気に存在を主張していた息子が再び少々たちあがりかけています。やべえです。さすがにこんなとこでテントはってると変態かと思われる!
よし、心を無にしようなるべく考えないように…
それかなんか萎える妄想でもしてしずめないと…。
「おい」
「……………」
「団蔵!」
「……………」
「……っいだだだだだ!!ってーな!何すんだよ左吉!」
「ふん!無視するからだ」
「わ、悪かったって!ちょっと考えごとしてて」
「なんだよ、考えごとって。どうせやらしいことでも考えてたんだろ」
「…………」
「図星か」
つねられた頬をさすりながら心の中で大正解と叫んだ。ダメだ、ムラムラする。左吉ちゃんの顔をみるだけで今すぐ個室につれこんで押し倒してキスして触りたい。そんで体中舐めてぐちゃぐちゃの左吉ちゃんの穴に入れてめちゃめちゃにしたい。
健全な男子高校生代表として言わせてもらうがエロい妄想なんて年がら年中してます。あの真面目で冷静沈着な庄ちゃんだって生徒会室で1組のやつと色々やってるらしいし、さわやかイケメンで通ってる金吾なんか他校のやつと毎日のようにヤってるから俺が今、最高に左吉ちゃんを抱きたいと思っていることなんてささないことなんだ。
「左吉ちゃんちょっと」
「…?どこいくんだ?」
「まあまあ」
「なんだよ?」
まだ生徒が少ない時間帯だし朝のHRまで時間はある。 学校の裏手を回り運動部が使用している裏門から入ると、用具室へと向かった。普段は鍵がかかっているがつい先日、用具室にきた時窓の鍵が壊れているのを見つけて後で用具主任の先生に報告しようと思っていたが言わないでおいてよかった。窓の枠をガタガタとずらし鍵が外れたのを確認すると後ろで見ていた左吉ちゃんがため息をはいた。
「お前のやりたいことがなんとなくわかった」
「さすが優秀な1組の左吉ちゃんだな!というわけで…!」
「やらないからな」
「いやいや」
「こんな誰がくるかわからないとこで出来るか!」
「だって無理!左吉ちゃん見るだけで勃つし、俺これじゃあ授業出られない!」
すっかり存在を主張している息子がズボンを押し上げている。左吉ちゃんの顔がみるみる色がかわっていき赤くなった。もう何回もヤってるけどいまだに初な反応をしてくれる左吉ちゃんが可愛いくてたまらない。うつむいている左吉ちゃんの体を抱きしめ耳元で好きだ、と囁けば耳までもが赤く染まり、小さな声で狡いと呟いた。ごめんな、左吉ちゃん!でもお前がえろすぎんのが悪いんだからな。
健全男子