こ side:凛奈 なんてすてきな世界! 私にみんなしっぽを振って機嫌を取ろうとして、貢ぎ物を贈るの 年が少し離れてるのは残念だけど、でもみんなイケメンだもの、構わない 「凜奈さん、今日も美しい・・・」 「ほんとう?ありがとう、滝くん」 私がにっこり笑ってだいすきよと声に出せばみんな私のものになるの かわいいと、美しいと言ってくれる あぁなんて幸せなのかしら! これこそ私が望んでいた世界だわ! 私の幸せを崩す人はみんな潰してあげる だってこの世界は私のものだもの! ――――― side:凛 寂しいよ、いつもみんな居てくれたのに 透明人間のように僕を通り越してあの人のところにみんないっちゃうんだ 「数馬・・・寂しいね」 「凛、凛は僕を忘れないよね?」 「忘れないよ、数馬も僕を忘れないでしょ?」 僕らは抱き合って寂しさを紛らわす 寂しいね、とても 藤内、孫兵、作兵衛、三之助、左門、どうしていないの? 僕らは寂しくて泣いてしまいそうなんだよ 迎えに来てよ・・・ 僕らはそうして依存する → 戻 |