れ 「数馬ー・・・ねぇ、天女様は僕らのことが嫌いみたい」 「そうだね、なんだか凛と僕のことを嫌いみたいだね」 「僕らは何もしてないのにね」 「本当に・・・奪われたのは僕らなのにね」 ねぇ、殺そうよ、今だったら僕はこの命をかけてあのひとを殺せるよ 壊れるときも、死ぬときは二人で一緒だよ・・・置いていかないでね 僕らは笑った たとえ貴方が愛されていても、僕らの狂気の前には、ただの邪魔者なの ――――― side:凛奈 気持ち悪い なんなのあの二人 さっさと消えてもらおう、邪魔者はぜぇーんぶ消えてもらうの だって私が欲しいと思った人意外はこの箱庭にはいらないんだから! 「・・・ひっく・・・っ」 「ど、どうしたんですか?」 「凛奈さん、泣かないで・・・」 「・・・凛次郎くんと、数馬くんが・・・・」 3年生の5人は、えっという表情をして、でも私に笑って、注意しておくから、僕らが見張っておくから、だから泣かないでと私をなだめてくれた さぁ、がんばって頂戴 私の箱庭を作るために、貴方達二人の犠牲は、とぉーっても必要なんだから うふふふふっ どちらも狂い人 → 戻 |