わ どうしたら赤く染まれるかな? 誰か殺して全身で血を被れば気持ちがいいのかな? あぁ、でも学園の人は殺せないなぁ・・・・ どうしようか? どうしようか? あぁ、じゃあ、学園の人間じゃなければいいんだよ、きっと あぁ、そうだね・・・数馬、すごーい・・・ えへへ・・・・ねぇ、いつ殺しに行こうか あはは・・・・善は急げだよ、ねぇ、野党ならきっと平気だよね そうして僕らはいつもなら考えられないほど気配を殺して、まるで6年生たちが忍務に赴くように山道へと入っていった 最近野党がいるから気をつけなさいと言われていたその場所で、僕らはクナイで首を掻ききり、血をたくさん浴びて その場に居た人間をすべて原型がわからないくらいぐちゃぐちゃに刺して、刺して、刺して刺して刺して刺して刺して刺して刺して刺して刺して刺して刺して刺して 狂ったように笑っていた 「数馬、ねぇ、楽しいね」 「うん、そうだね、凛」 手を見ればその手は真っ赤に染まって 生きてる感じがした 同じ人を殺したなんてまったく思わなかった ただ楽しくて楽しくて、心にぽっかりと空いて塞がらなかった5人分の穴が埋まったような気がした 数馬と手を取って、近くにあった泉で自分達の体を洗って 来たときと同じように、僕らは学園に戻って、何事も無かったかのように二人で抱きしめあって眠った 心の穴を埋めること → 戻 |