性格よりも血が優先のようです ステーシーはぼけっと天井を見上げていた 幽霊達が自由に飛びまわるむこうには夜空が見えている そういえばこの夜空の事を、原作じゃハーマイオニーが説明するんだったかと思い返せば、計ったかのように少し遠くで女の子が説明する声が聞こえた この空も、城も、全て屋敷に居る二人――正確には後二人居るけれど――が作った、なんて あの屋敷での様子からはまったく想像が出来ない ・・・あ、でもサラザールなら納得できるかな でも、どう転んだってあのサラザールを愛しちゃってます、なご先祖様が作っただなんて・・・うーん 「―――モーガン・G・ステーシー!」 そんなことを思っていたらいつの間にか組み分けになっていたらしい 名前を呼ばれて始めて気づいたよ、ハリー・ポッターの組み分け見るの忘れたなー それにしても、ご先祖様とサラザールは私をレイブンクローっぽいと言っていたけれど・・・私一応グリフィンドールの当主だよね? 思考しながらも、ステーシーはコツコツと階段を上がり、帽子を被らされる “おや?君は・・・。ふむ、やはり血には従わねばなるまいて―――「グリフィンドール!」” 帽子は一人で納得したようにステーシーの脳内で呟くと、大きく寮の名前を告げた どうやら血は覆すことが出来ないらしい、とステーシーは心中で呟きグリフィンドールのテーブルに向かった 「ようこそ、グリフィンドールへ」 「「歓迎するよ、ミス・モーガン!」」 赤毛に盛大に出迎えられた 心なしかテンションが高い気がするのはハリー・ポッター効果だろうか? そんな赤毛に、まあ控えめにありがとうございます、と言って適当な席に着く Zまで終わると、校長が一言二言話し、テーブルの上に料理が出てきた まあ、もちろん洋食なんですけどね! あぁ、和食が恋しい・・・ ― ご先祖様とそのご友人へ なんだかグリフィンドールになっちゃいました 2人の予想ではレイブンクローだったのに、残念です 私も一応グリフィンドールなんだということを再確認してしまいました ステーシー ― 実家に届けられた手紙には、三行の文章だけが記されていた サラザールはその短さに、思わず短いな、と呟いた 手紙を開けて読み上げたゴトリックは、肩を落とす 「・・・ステーシーがグリフィンドールとか・・・なんだかショックだ」 「お前の血筋なのだ、仕方がないだろう」 「でもあの性格は絶対グリフィンドールじゃないぞ!」 「・・・組み分け帽子を作ったのはお前だろう?」 「・・・・・・」 サラザールに突っ込まれたゴトリックは、ごまかすように視線を逸らした ホント、とにかく書きたいところしか書いてないですねぇ・・・(笑) ネタはホント、引用したりちょっと変えたりしつつ本家様のものを使っております |