もう一度だけ 名前を呼んで | ナノ








二葉


はい


お前は誰がなんと言おうと鉢屋の一員であり、次男だ


はい、わかっています


・・・泥を塗るなよ


もしそのようなことがあるならば、私を亡き者にしてしまってかまいません
私にはそれができるのですから


・・・自分の子供が可愛くない訳じゃない、その様なこと、させてくれるな


それは三郎に言って下さいよ、私への台詞じゃないでしょう?


ふん・・・


・・・意地っ張りですね、父上は
ですがありがとうございます


・・・いや・・・死ぬなよ


父上こそ、私がいない間にぽっくり逝かないで下さいよ?
・・・では、お元気で


あぁ





いつかの会話








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