は ――――あたし、お姫様になりたい! それが私の口癖だった でもママとパパはあたしはママとパパのお姫様だからその夢はかなっちゃってるって言ってた でもね、ママとパパは勘違いしてたのよ あたしがなりたかったのはママとパパだけのお姫様じゃなくて、本物のお姫様 みんなから愛されるお姫様 あたしは夢を見るのが好きだった だから、ネットを回って愛される「あたし」を見るのが大好きだった 嫌われてるのなんてやだ、殺されるだなんてもってのほか! あたしはお姫様なんだもの! でも現実なんてそううまくいかなくて、ずぅっと夢の中に・・・そう、あたしを幸せにしてくれる人たちのところに行きたいって思ってた だからあたし、ずっと神様にお願いしてたの「あたしを誰からも愛される可愛いお姫様にしてください」って! そうしたらね、あたしのこと守ってくれる忍たまのみんなのところに来ることができたの! みんながあたしのこと天女様だって守ってくれて、学園長さんもあたしをお手伝いにしてくれて、あたしが望んでたとおり! ・・・くのたまの子はあたしのことみるとなんだか変な顔するけど・・・ だってなんだか凄く顔が怖いんだもん、でも忍たまのみんながあたしのこと守ってくれるし、あたしは「愛されるお姫様」だから、くのたまの子とも絶対仲良くなれるんだもん だって、神様はあたしを「誰からも愛されるお姫様」にしてくれたんだから! あ、そうだ でもね、もうくのたまで仲がとっても良い子もいるのよ! 一ツ瀬 朱ちゃんって言って 年下なのに、あたしにすっごい優しくしてくれて、頼りになる女の子! ガールズトークだってできちゃうくらい仲がいいのよ ふふっ、あたし、今だったら言える言葉があるの それはね・・・ 今 とっても幸せ! → 戻 |