お互いのこと

09:お兄さん(お姉さん)に質問します。兄(姉)として、弟さん(妹さん)をどう思っていますか?

麻「この場合、あたしはどうすれば?」
正「俺と一緒にお姉ちゃんの立場で答えればいいんじゃないか?」
麻「はーい。」
正「じゃあ俺から。
俺にとって、麻子は可愛い妹だな。大人しく守られてて欲しいのにフラフラっとどっかに行くから目が離せない。弱々しいのに何でも自分でやろうとするからもうちょっと頼ってくれてもいいんじゃないかとも思ってるけど…まぁ麻子にも麻子の生活があるから俺はあんまり干渉しないようにはしてるけど。…でもやっぱ心配だよなぁ」
麻「はいはい有難う。あなたの妹はあなたが思ってるよりもずっとたくましいから大丈夫よ。ホラ託守のこともいいなよ」
正「託守はー…、住んでる所も一緒だし…ケンカも教えてやったし強いからあんまり心配はしてないけど…、やっぱり麻子みたいに俺のケンカに巻き込まれるケースも無くはないから…」
麻「わかったわかった、おにいは家族想いの素晴らしいお兄ちゃんだねわかったわかった。
あたし的には、託守はいつも何かとちょっかい出してきたりケンカもよくするけど、自分のことは自分で出来る良い子だし適度に心配もしてくれるみたいだからまぁ…うん、結果的には良い弟なんだとは思ってるよ」
正「危険なことには首を突っ込まないように、とだけ言っとくか」


10:あなたから見た、弟さん(妹さん)の長所と短所を教えて下さい。

正「麻子の長所は明るくて元気で、一緒にいるだけで元気を貰えるところかな。
短所は、……ケンカに巻き込まれても平気で相手を挑発するところだな。お前強くないんだからやめろ俺の肝が冷える」
麻「挑発してない、おにい強いから大丈夫」
正「開き直るな。…託守の長所はー…、器用なところかな?教えたらある程度のことは何でもこなせるし」
麻「短所は目付きが悪いところと、」
正「やたらめったら問題に首突っ込むよな」
麻「巻き込まれ体質なんだとか本人は主張してるけどね」
正「じゃあ巻き込まれない努力をすればいい」
託「無茶ぶりだな!」


11:弟(妹)っていいな、と思うことはありますか?

正「………俺はないな、弟妹を守るのが兄の務めだと思ってるし、守られるより守る方が得意だし」
麻「あたしは一応妹だからなんとも…。あ、でも頼りになる上がいるのは気が楽でいいよね」
正「…兄ちゃんもっと頑張るかんな」
麻「おにいはもうちょっと頑張らなくていいと思う。頑張りすぎ」


12:弟さん(妹さん)に質問します。弟(妹)として、お兄さん(お姉さん)をどう思っていますか?

託「……俺、麻子は完全に妹として見てるからなんとも。」
麻「なんだとうッ」
託「お前に年上っぽさが無いのが悪い。兄貴はまぁ、頼りがいのあるいい兄ちゃんって感じかな。ある程度放任主義、でもいざってときにはちゃんと助けてくれるし。自慢の兄ちゃんだな」
麻「同感。…でもまぁ実はおにい放任主義してないけどね」
託「…確かに。麻子にならまだわかるけど俺にまで心配だ心配だって言ってくるし」
麻「ブラコンだブラコン」
託「そこだけが誇れない」


13:あなたから見た、お兄さん(お姉さん)の長所と短所を教えて下さい。

麻「おにいの長所ってなんだろう?」
託「兄貴は長所ありすぎ。でも短所もありすぎ。無駄なバランスだな」
麻「どんまいすぎる。えーっと、とりあえず長所は優しいところと、いつも親身になってくれるところと、社交性とか行動力とかあって人付き合いが上手くて親切で…」
託「短所は…そうだな、兄貴の知り合いに危ない人たちが多すぎるのと、それ関係でよくいざこざに巻き込まれるのと…、身内が巻き込まれたら問答無用でぶちギレたりアジト潰し回ったりたまに警察沙汰になったりとか…あと時々過保護すぎたり…」
麻「人間として素晴らしいのか残念なのか…」
託「微妙すぎるな」


14:兄さん(姉さん)っていいな、と思うことはありますか?

託「…兄貴だけじゃないけど…、家族のために行動出来るってのは格好良いとは思う。適度に」
麻「適度にね。おにいは過度だからちょっと困るけど…まぁ、嬉しくもあるがね」
託「…俺らそんなに心配か?」
麻「……託守はホラ、よくおにいと間違えられて連れてかれたりするから…。
その点あたしはあんまり巻き込まれてないと思うんだけどなぁ」
託「そこら辺は兄貴が頑張ってンだろ」
麻「アバウトだ」


15:ありがとうございました。最後に、それぞれにむけて一言お願いします。

正「お、もう終わりか」
麻「意外と長かったけどね」
託「お前全部答えたもんな。ホラ最後の質問」
正「じゃあ俺から。
麻子はあんまり危ないことに首を突っ込まないこと、寂しくなったらいつでも俺らの所に来ていいからな?」
麻「心の隅っこに置いとく」
正「託守も同じく、危ないことに首を突っ込まない、巻き込まれない努力をしろ。何でもかんでも自分で片付けようと思うなよ?」
託「頭の片隅に入れとく」
麻「おにいはそんなにあたしのこと心配しなくても大丈夫だからね!」
正「ムリムリ」
麻「受け入れる気ナシ!?…託守はもうちょっとお姉ちゃんを敬うが良いよ」
託「嫌だ」
麻「感情論とか!」
託「兄貴はもうちょい弟妹離れする努力をしろよ」
正「努力はしてる。出来ないだけ」
託「開き直るな。麻子に関しては、敬って欲しければ精神年齢を引き上げろ。以上」
麻「精神年齢は肉体年齢相応ですよ!」
託「どこが」
麻「見てわかんないかな!?」
託「わかんねぇから言ってンだよ。じゃあアレか?お前の場合は肉体年齢が中学生以下なのか?」
麻「なにおうっ!」
正「…おいおいケンカはするなよ?するならとりあえず一旦終わらせてからにしろって。ホラ、お礼言うぞ?」
麻「はーい、じゃあせーのね。せーのッ」
「「有難う御座いましたッ」」




question:ひよこ屋

―――――――――
クマノミ様より一ノ瀬兄弟で会話、とのリクエストでした。
幾度かの確認にもお早い対応で助かりました。
一ノ瀬家の子たちは何だかんだでとっても仲がいいという設定です。
つ…、伝わっていればいいのですが…!
楽しんで頂ければ幸いです。
リクエスト有難う御座いました!

*今回、クマノミ様はサイト持ち様ではなく、文章をお持ち帰りにはならないとのことでしたので思いきって質問を他サイト様から拝借してきました。
ですので、くれぐれも他の文章と同様、お持ち帰りになられないようお願い致します。

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