2012.1028

「タヒね一ノ瀬ぇぇえ!!!」

▼相手の殴りかかる攻撃!

「お前らよく懲りないよな」

▼当たる寸前でよける!
▼正樹は相手の腕を掴んだ!

「うおっ、!?」

「つかさ、迫田が鍋作って待ってるから俺早く帰んなきゃならないのはわかってンのか?」

▼正樹は掴んだ腕をぐりっと捻って後ろ手にさせる!
▼何かすごい腕ギリギリする攻撃!

「わっ、わかるわきゃねーだろッ!いででででで!」

▼腕がギリギリして痛い!

「じゃあ無闇に呼び止めんなよ、どうすんだ麻子帰ってきてたら」

▼正樹は痛がる相手を前方に突き放した!
▼脳裏には妹の姿!

「ちっ…、知らねぇよ!」

▼相手はチャンスとばかりに再び殴りかかろうとする!

「考えろ!麻子が帰ってきてたらいつもより早く帰んなきゃ麻子が腹空かすだろうが!」

▼考えもしなかった相手にキレた正樹!
▼渾身の力を込めて腹部に飛び蹴り!

「ぐえッッ!!!」

「託守は多少遅くなっても文句言わねぇけどな、麻子は悲しそうな顔すんだよ!文句言わずに!可哀想だろ!可哀想だよなァァア!?」

▼何故だろう口調が変わった!
▼超巻き舌だ!
▼心なしか顔も鬼みたいだ!
▼うずくまった相手の胸ぐら掴みながらすごい剣幕!

「可哀想ですぅぅう!!スンマセンっしたァァア!!!」

▼もう涙目!!←←

「…ったく、わかったら早く帰れ馬鹿、俺も帰るし」

▼正樹は再度前方に突き放す!
▼無駄にボコボコにはしないらしい!

「ひぃぃぃい!!」

▼相手は逃走した
▼正樹兄の勝利!
▼大きくなったらこんな大人にはなってはいけない!

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