ポッキー!!!! | ナノ
※サイト開設日 11月11日なので
 記念に書いてみました。


「ごーえんじくーん。」

と、甘えるような声で
豪炎寺の名前を呼ぶのは
雪原の皇子で豪炎寺の恋人である
吹雪士郎である。

「何だ?吹雪。」

愛しい人の声で豪炎寺は
振り返り
吹雪が何か手に持っているのを
確認した。

「えへへ///今日は、何の日でしょうか?」

「管理人の趣味で突発的に
 豪吹サイトが開設した日。」

「あ、うん。それもあるんだけど...。」←あれ?何か反応が

「ふっ。分かってるよ。ポッキーの日だろ?」

豪炎寺に言ってほしかった
答えを言われ、吹雪の表情は
花が咲いたように明るくなった。

「うん!!そうだよ!!だからね、近くのコンビニで
 安売りしてたから買ってきちゃった!!」

「そうか。何味なんだ?チョコか?」

「すっごく、迷ってイチゴ味にしたよ!!
 ねね、一緒に食べよ///」

吹雪は、ちょっと恥ずかしそうに
豪炎寺にいった。
ポッキーの箱を持ちながら
上目遣いでお願いしてきた
吹雪を正直、すっごく可愛いと思った
豪炎寺であった。

「先に、吹雪が食べろ。」

「えっ...でも...。」

「大丈夫だ。ちょっと、お茶いれてくるな。」

「う、うん?」

吹雪には何でか分からなかった。
【何でだろう?ポッキー嫌いだったかな?】
と、吹雪が色々と考えながら
ポリポリとポッキーを食べていると
豪炎寺が戻って来た。

「どうだ?うまいか?」

と、テーブルに暖かい飲み物を
置いた。

「豪炎寺君も食べる?」

吹雪は、ポッキーをくわえながら
新しいポッキーを差し出した。

「あぁ。」

と言って、吹雪の手にあったものではなく

「っん...。」

吹雪の唇に、少しだけ残っていた
ポッキーを一口で食べた。

「甘いな。イチゴ味。」

「///う、うん。でも、僕この食べ方嫌いじゃないかも...//」


もう一度、少しのポッキーを
吹雪がくわえたら豪炎寺が
食べる。
何度も何度も食べながらキスをする。


箱の中のポッキーが食べ終わるまで
もう少し時間がかかるのは
二人の甘い秘密の時間の
ひと時なのでした。
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