構って!!!! | ナノ
「吹雪...」

「何、豪炎寺くん?」

ここは、ライオコット島
ジャパンエリアにある合宿所であり、
豪炎寺の部屋である。

そして、今彼の目の前には

「何故、下着一枚で俺のベッドに寝転がっている。」

そう、いかにもシャワー浴びたてで
自分の部屋のように普通に下着で過ごしている
吹雪がいた。

(綺麗な白い肌が丸出しじゃないかぁぁああ///)

「とりあえず、風邪を引くといけないから服を着ろ!!!//」

と言って、少し顔をそらしながら
自分のTシャツを彼に渡した。
すると、吹雪は眉間に皺を寄せて少し怒った顔で

「...豪炎寺くんの....バカ...」

と、小声で吹雪は言った。

「どうしてだ?」

「だって、最近全然構ってくれないじゃないか!!
 ぎゅって抱きしめてくれることもないし...
 頭撫で撫でしてくれないし...
 練習が大変で疲れてるのは分かるけど
 少しくらい構ってくれなきゃ、寂しいよ...」

彼のエメラルドグリーンの綺麗な瞳は少し潤んでいた。

「だから、豪炎寺くんのベッドに
 ちょっとエッチな姿でいたら、
 構ってくれるかなって...思ったんだ...」

豪炎寺は、そんな姿を見て
自分は忙しいを理由に彼に構うことが
できなかったことに罪悪感が押してきた。

そして...

【 ガバっ 】

「えっ....?」

「ごめん...。」

豪炎寺は、用意してきたバスタオルごと
吹雪を抱きしめた。
タオルから香る洗剤の匂いと
愛しい彼の匂い。

「すまなかった...。
 忙しいのは、お互い様だった...。
 なのに、俺は
 自分のことばかりだった。
 吹雪なら大丈夫だと思っていた...。
 ごめん。寂しかったのに気がついてなくて...」

心地よい温もりとともに
愛しい愛しい彼の声。
吹雪は、嬉しくてたまらなかった。

「うぅん...僕も、わがまま言って
 ごめんねさい...。」

「いや、問題ない。
 それに、たまには我がままを言っても良いんだぞ。」

「ホントに...?」

「あぁ。」

吹雪は、その言葉を聞いて
安心し嬉しくなって

「豪炎寺くん、大好きぃ!!」

と満面の笑みで
豪炎寺に抱きつき、彼の唇に自分の唇を重ねた。

「俺もだ。愛しているぞ、吹雪。」

豪炎寺も優しい笑みを浮かべ
吹雪に甘い言葉を告げ
また、愛しくて可愛らし彼の唇に
キスを一つ落とすのであった。

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(omake 1)

虎「てか、入れないんですけど...(泣)」
ヒ「部屋替えしたいよね...」

そぉんな、甘い時間を過ごしている
彼らには部屋に入れず困っている
人がいるなど知る由もなかったので
あった。

 虎ヒ「「 はぁ.... 」」

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(omake 2)

【そういえば、まだ吹雪は下着だけだった!!///
 理性は持ってくれるであろうか///】

【豪炎寺くん、暖かいvV
 好き好き!!だぁーい好き!!】

ある意味、こちらも困っている人が
一名いたのであった。
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