良く言えば、悪く言えば-3-
っと、いう感じに、なったわけ。
んで、昨日は仕事が出来なかったから、今日終らせようと思って来たわけだけど…。
なぜか、俺や会長より先に、王道君ご一行が来てて、もう、生徒会室ぐっちゃぐちゃ。
何より許せないのが、俺の席の上においてあった、ミ○キー…、あ、某ねずみさんじゃないよ。が一つ残らず食い散らかされていたこと…。
ミ○キーないと死んじゃうよ!!
話がずれた。
で、会長は何事なく自分の席について、仕事始めたんだよね。
周りの事全部スルーで。
…この会長図太いな。
注意しても意味がないって思ってるみたい。
「天瀬、ここの計算間違えてる。今すぐ直してくれ」
うっそ、パソコンでやったから間違いないはずなんだけど…。
あ、本トだ。
タイプミスだー。
会長が、書類と一緒にミ○キー二つくれた!!
会長もミ○キー依存症とは!?
知らなかったよー
「なあなあ、京雅!! 一緒に話そうぜ!!親友だろ!?」
…、あっれー!? 俺、何時から親友になったっけ?
っていうか、授業免除で、仕事してるんだけど、君には授業免除ないよね?
「ごめんねー、俺、ちょっと書類直さなきゃだからさー、君と遊べないの」
あ、会長睨んでる。
なんで俺睨んでんのー。
「いいじゃん、別に!!仕事なんか後で、どうせ、仕事してなきゃせ、セフレと遊んでんだろ!?皆言ってた!!」
皆って誰だろー。
俺がセフレ作らないって、皆知ってるはずなんだけどなー…。
最近は、人と触れ合えなくなって、セフレなんて作れないのに。
皆知ってって、誰もそれに触れないはずなのに。
俺が、傷つくって知ってるはずなのに。
「ふくちょーか…」
うん。ふくちょーしかいないよね。
だって、ふくちょー、俺のこと嫌いだもんね。
ニヤニヤしてるよー。
君の皆って、一人のことなんだね。
っていうか、うるさい。
王道君の声、スピーカー使ってんじゃないかってぐらいうるさい。
もう、本ト、これじゃあ、タイプミスしたくなっちゃうよ。
俺、パソコンは得意なのに。
あれから何時間もたっても王道君は黙らないわけ。
んで、とうとういらだった会長が、言ったわけ。
「…、仕事しないなら出て行ってくれ」
って。
そうしたら、王道君、良くわかんないけど…。
急に会長に怒鳴って。
「どうせお前も、俺達が出て行った後、親衛隊とか言う奴等と、せ、セックスしてんだろ!? そんなんだったら、俺が見張っててやるよ!!」
…恥ずかしいなら言わなきゃいいじゃん。
セックスとか。
っていうか、俺もこの部屋にいるんだけど。
見張っててやるって何様よ。
あー、なんか俺がイライラしてきたー。
俺、滅多に怒らないんだけどなー。
なにより、ふくちょーにもイライラしてるよ。
あ、会長仕事してる。
すごい。この状況なのに。
俺もさっさと直そ。
っていうか、部屋でやったほうが効率いいって。
アレから何時間か経って、昼時になったわけ。
流石に今日は会長誘ってこないだろうなって思って徐に席立ったら、めちゃくちゃ視線感じたわけー。
「天瀬、俺も行くわ」
…MA☆ZI☆KA☆
会長からお誘い貰っちゃったよ。
大丈夫かな。会長の親衛隊さんからいじめられちゃうよー。
「天瀬?飯、行かねぇのか?」
「、はい、行きます」
なんかデジャブー。
あっさり、この場を離れることが出来ると思ったら、出来なかった。
そういえば、ここに王道君が居る事忘れてた。
なんか喚き始めた。
「俺も行く!! 皆も行こうぜ!!」
って、王道君が騒ぎ始めたよ。
ふくちょー顔怖し、双子なんて俺のこと文句言ってるし、わんこは…、あれだよ。なんか睨んでるよ。
あ、会長は眉間、指で摘んでる。
「違うよー。何処行くと思ってんのー。先輩も勘違いしちゃや、デスヨー。ト・イ・レ、行くんですよー。あ、先輩、一緒にいきましょーよ。トイレ」
…、我ながらすごいと思う。
これで騙せるなんてさー。
王道君、座っちゃったよ。
会長も意図が分かったみたいで、歩き出したよー。
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