幸せ?
100000hit 風太×汰絽
ランキングで1位を取った汰絽さんに幸せな気分を味わってもらいます。
「たろ、お前が幸せな気分になることって何?」
リビングで洗濯物を畳んでいる汰絽に、問いかけながら風太はソファーに腰をかけた。
カーペットの上に座る汰絽は、こてんと首をかしげて洗濯物を畳む手を止める。
「幸せな気分…うーん…、むくと、風太さんと3人で過ごしてる時はとても幸せな気分です」
「あ、それも嬉しいんだけどな。俺が嬉しくなるんじゃなくて、お前がもっと…」
風太は再度立ち上がり、カーペットに腰を下ろす。
幸せな気分ですか、と考え込んだ汰絽に微笑んだ。
「あ…、腹筋」
思いついたように上がった声に、風太は汰絽の幸せな気分にするものを思いついた。
「…ああ、そうだったな」
「ふふ、もしかして」
「もしかしてです。…どうする? 脱ごうか?」
「脱がしてもいいですか…?」
「どうぞ。お前が幸せな気分になれるなら」
風太の優しい顔に汰絽は満面の笑みを浮かべ、風太に抱きついた。
背中に回された腕にはにかみながら、汰絽は風太の来ていたパーカーの裾に手を忍ばせる。
温かい指先が下腹部にあたり、風太は思わず笑う。
「はあ、もう…」
恍惚とした汰絽の声を聞きながら、風太は背中をソファーの側面に預けた。
指先が腹部の筋肉を撫で、上の方へあがっていく。
その指先をくすぐったく思いながら、汰絽のふわふわの髪を梳いた。
「ん…、ほんと、風太さんの腹筋好きです…」
「腹筋だけ?」
「…ううん、腹筋だけじゃ、ない…」
腹筋を撫でていた手が止まる。
風太も汰絽の髪を梳いていた手を止めて、汰絽を見た。
少しだけ頬の染まった汰絽に目を見開く。
「…、可愛いな」
小さな風太の声が聞こえ、汰絽は目を瞑った。
ぎゅっと風太の力強い腕に抱きしめられて、息を漏らす。
「幸せそう」
「…幸せです。一番の幸せは3人で過ごす時間ですけど、風太さんとの時間は、特別…」
汰絽の安心している声に、風太は笑った。
end
後書
10万hitありがとうございました。
ランキング、小深はハスハスさせていただきました。
楽しかったです。
また、こんなことができたらいいと思います。
汰絽は相変わらず筋肉フェチです。
彼の幸せは筋肉と、愛する家族との時間のようです。
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