履き心地ばっちり-2-

むくを寝かしつけてきてから、リビングに戻ると買ってきたそれを履いた汰絽がテレビを見ていた。
今日は汰絽の好きなドラマがやっている日で、録画をしているのにじっと集中して見ているようだ。
そっと音を立てないようにそばにより、後ろから目隠しをしてだーれだ、と声をかける。


「もー、ふーたさん! 見てたのにー」

「録画してんだろ。構えよー」

「ふふ、甘えた風太さん」

顔を上げた汰絽に上からキスを落とす。
チュッチュ、と軽くキスをしてから、風太もソファーに腰を掛けた。
テレビから視線を風太に移した汰絽は、にこっと笑い体育座りをした。
こてんと頬を組んだ腕に乗せてにこにこする。


「おーおー、可愛い顔してくれてー。ちゅーしちゃうぞー」

「んー」

「素直だな」

チュッとまた軽いキスをしながら、風太は裾からそっと手を忍び込ませる。
小さく声を漏らした汰絽が目を細めて風太を見た。
その視線に軽く笑い、風太はまたキスを送る。


「あ…、ね、ふーたさん、もしかして…、このためにかってきたの」

「んー、そんなわけねーだろ」

「もー、うそだぁ」

「疑ってんのかよー」

「ん、」

隙間からすっと差し込まれた手は下着の上から、ゆるく固くなったそれを指先で柔らかく撫でる。
汰絽が小さく喘ぐのを聞きながら、風太は笑った。
そのまま、それの下で軽く下着に指をひっかけて、下着を下ろす。
立ち上がったそれを、じかに触れて、キスを送った。


「も、やらし、…」

「もっかい言って」

「んー…? やらしー?」

「あー、可愛い」

「あっ、あっ、…きも、ちー…」

吐息を漏らす汰絽の足がゆっくりと開かれる。
抱きしめるように引き寄せて下腹部に手を這わせた。
そのまま上から手を差し込み、先端を指先で弄ぶ。
汰絽の足がびくりと震え、白濁を風太の手の平に吐き出した。


「は…んっんー…」

「気持ちよかった?」

「うん…、風太さんも、」

下着の位置を戻した汰絽が少し身体を離して、風太の下腹部に手を添える。
そのまま正座して、風太の履いたズボンを下ろした。
下着を唇で挟みゆっくりと下ろす。
露わになったそれにちゅっとキスをしてから、口に含んだ。


「ん…、んう」

「はっ…、気持ちいいな…、汰絽、もっと先の方して」

「んん」

口の中の温かさを感じながら、先をくすぐられびくりと腰が動く。
汰絽の小さな手が竿を擦り、刺激をくれる。
大きな手のひらで頭を撫でると、汰絽が唇を離した。
息を整えてから、再度咥えこみもごもごとしゃべる。


「んー?」

「まら、いららなひ?」

「ん…イきそ」

「んー」

ちゅぽっと濡れた音を立てながら、汰絽が唇を離す。
いそいそとズボンと下着を軽くおろし膝にかけたまま、こてん、とソファーの肘掛に背中を預けて、手を伸ばした。


「お…、今日はサービス満点だな」

「ん…」

すぐに体勢をかえ、汰絽に覆いかぶさる。
ちゅっと頬に口付けてから、風太は汰絽の太ももをぴったり合わせた。
両足をまとめたまま片手で抱え、風太は自分の立ち上がったものをその合わさった境目に擦りつける。


「ひ…、ん」

「柔らかくてきもちーわ」

「んー…、んっ、ん」

太ももの間に入り込んできたそれは、汰絽の立ち上がったそれに擦りつけられる。
普段感じない感覚に汰絽は小さく喘ぎ声を漏らしながら風太に手を伸ばした。
伸びてきた手に指を絡め、ぐっと覆いかぶさるようにして口付ける。
汰絽のきつそうな体勢にすぐに唇を離して、腰をゆすった。


「ん、ん…、ふぁ…、ん…」

「気持ちよさそうだな」

「うん…、きもち。ふーたさん、いけそう…?」

「おー…、汰絽、もっと締めて」

「んっ」

きゅっと軽くクロスするように足が閉じられ、刺激が強くなる。
そのまま腰をゆっくりゆすって、握られた手に力が入った。


「一緒にイけそうか」

「んっ、ん…あっ、ん、ふうたさんっ」

「おー」

うっと声を出すのと同時に、白濁が零れ、汰絽の下腹部に白濁を吐き出した。
汰絽のそれと混ざるのを見ながら、風太は汰絽の太ももの中でゆるゆると腰を揺らす。
小さな喘ぎ声に軽く笑い、すぐに刀身を抜き去り、ティッシュを取った。
汰絽の下腹部にポンと置くと受け取った汰絽が風太の刀身に手を伸ばし、ティッシュで拭く。
風太は汰絽の下腹部を拭き、脱いだものを履かせた。


「…スマタ、気持ちよかったな」

こくりと恥ずかしそうに笑った汰絽に、風太は口付けた。


end
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