sparkling

好野×杏
遺物挿入、強引
性的表現がありますので、18禁とさせていただきます。
未成年の飲酒、喫煙等の表現がありますがくれぐれも真似のないようにお願いします。
CPについての批難はすみませんが、受け付けませんので。


今日誰も家にいないんです。
ひどいこと、しちゃいますよ。

そう告げたにも関わらず、杏はへらへらと発泡ワインを抱えてやってきた。
深夜1時。
発泡ワインが、玄関の明かりにきらきらと輝いた。


sparkling


「…杏先輩」

「んうー? …ふふー、よしくんどおしたのぉ」

「どうしたもなにも…、俺電話で言いましたよね」

「何をー?」

杏が好野の顔を覗き込んでくる。
テレビから流れてくる吹き替えの声。


「…これなんのえいがー?」

「これですか? …ホラーですよ」

「よしくんのなの?」

「いえ、春野先輩から借りました」

「ふーん」

杏がカーペットに寝転がる。ちらりと見えた腹部に、好野は目をやった。
白くて、きめ細やかな肌。
先日、ようやく思いが通じて、体も繋げた。
その時の感覚を思い出して、好野は喉を鳴らす。
舐めるような視線で杏の体を見た。
ふいに見えた、首筋。
赤い痕が見える。キスマーク。
好野がつけたものではない。好野がつけたものはすでに薄くなっていた。


「…杏先輩…、さっきまでどこにいたんですか?」

「くろねこだよぉー、はるのんと美南ちゃんと呑んでたー」

「…首筋」

「くび…? …んー?」

杏は気付いてないようで、よくわからない、とでも言いたそうに眉間にしわが寄る。
キスマークにしか見えない。


「よしくん…?」

急に黙り込んで、杏に覆いかぶさってきた好野。
舌ったらずになった杏は、目を見開いた。


「あ、ンっ!…よ、しくんっなに?…ちょ、っとぉ」

痕のついた首筋に噛みつく。
歯型を残す様に、強く。
アルコールが入って、鈍くなっているのか、普段なら痛がるほどの強さでも喘ぐような声を漏らしている。
そんな杏にすら苛立って、好野は杏のまだ立ち上がっていないものを強く握った。


「ひん! …っ、よし、くん、な、ぁっ、に怒ってる、わけっ」

「浮気とか疑ってるわけじゃないけどさ、あんた、無防備すぎでしょ」

好野が耳元でそう囁く。
低い声のあとに耳朶に這入り込んできた舌が、くちゅくちゅと濡れた音を立てた。
杏が、一番感じる行為。
数回、杏のゆるく勃ち上がったものをズボン越しに抜く。
髪を梳きながら、耳を責めれば、杏が体をびくびくと痙攣させた。


「よ、しく、ぅんっ、も、やめ…っ」

「やめない。…あんたが俺と付き合ってるって自覚するまで」

「ぁ、っ、くっ」

耳を責めるのをやめ、好野は一度杏から降りる。
それから、テーブルに視線を移した。
テーブルにあがっているのは、発泡ワイン。
体をカーペットに預け、くたりとしている杏を見て、好野は待ってて、と囁いた。
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