甘い夏を過ごせ!
完結記念リクエスト
tori様より
甘い夏を過ごせ!
井上の職場の夏休みも最終日。
夜月も休み、周も休みがとれたということで、4人は遊びに出る計画を立てていた。
行き先は、近くの海。
有岬も周も、嬉しそうにはしゃいだ。
「有岬、タオル持った?」
“もちましたっ”
「帽子は?」
“はいっ”
「日焼け止め」
“はいっ”
「吸引機」
“はいっ”
荷物の確認をする2人を見ながら、周も鞄に夜月の道具と自分のものを確認する。
準備万端になったところで、夜月がやってきた。
井上の車に、パラソルや大きな荷物を置きにいったようだ。
「有岬、井上さん、支度は?」
「できました。行きましょう」
有岬が嬉しそうに立ち上がったのを見て、井上と夜月は笑みを浮かべた。
玄関を出れば、日差しが眩しく、目を細める。
車は冷やしていたのか、乗り込めば涼しかった。
運転席に井上が、助手席に夜月が乗り込み、有岬と周が後ろに乗り込んだ。
買っていた飲み物を一口含んで、車が出発するのを見る。
うきうきとした、はやる気持ちに有岬は隣に座る周に笑いかけた。
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