20141212 兼見卿記



※5/16追記修正 天正四年の本文修正、元亀二年と天正十二年の本文追記しました


◆元亀二年正月六日
『利休随一の弟子〜』によると日記における兼見と藤孝の初見だそうです。この時藤孝37歳、忠興8歳、興元5歳。

 細兵(藤孝)親子三人(藤孝・忠興・興元)・松井(康之)・観世与左衛門尉来了、為明知十兵衛尉(光秀)礼使者、赤塚、寺内、寺本、赤利各来了



◆天正四年十月二七日
 惟日(光秀)在京也、罷向、加賀シホリノ手縄持参、向村長、山芋三束持参、面会、暫将碁、直罷向勝竜寺、長兵(藤孝)ヘユカケ一具、与一郎(忠興)太鼓徽一懸、舎弟頓五郎(興元)小鼓之徽一懸各遣之、古今伝授之内所々不審在条書、日本記神代之巻之内也、注之令持参、今夜依抑滞留入夜乱舞


◆天正十二年六月二八日
 及晩長岡越中守(忠興)上洛、南禅寺ニ陣取之由聞之、即遣使者(兵庫助)唯今此方へ来、於路次使ニ罷出之由云、直ニ侍従方へ来、今度在陣数日令迷惑之条ニ雑談、舎弟玄蕃充(興元)、松井(康之)来、於南禅寺振舞在之、此方不及用意、自彼方遮而理之門不及是非、、自是出京了


村長っていう略し方は卑怯だぜ
ただおきもとへの贈り物が似てるのが可愛い。
興元は天正12年から能に出演するとき小鼓を叩いてるよ〜という記録があるので(記録がそこからなので12年以前からの可能性も)、兼見さんからもらった束綱使ってたらいいなあと思っている





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