転入してきた女の子は少し変わった子だった。話かけても短い言葉しか返ってこないし、いつも窓の外を見てる。人と話す事が苦手なのかと思ったけど、違った。早く言ってくれればよかったのに。まあ、おかげで俺達は仲良くなれたんだけど。河川敷で練習をしてたら、今時の女の子とは思えない格好で歩いてるのを見た。女の子なんだから、女の子らしくしないとダメだろ。と言えば、お母さんかよ。と言われた。ある日商店街のスポーツ店に行ったら、ここら辺では見ない女の子がいた。その事を話せば笑われた。そんな俺と彼女の話。
ばんがいへん