「明日も学校かよ。」
「めんどくさいね。」

あの後三人でソファに座ってお笑い番組を観ながら今日の出来事などを語った。一人足りない?ああ、あいつは今頃風呂だろう。僕の手が汚れた…。ふ、風呂だ、風呂に入らねばっ!と、言っていたからな。

「あー学校が嵐とかで飛ばされれば最高なのによ。」
「甘いよ晴矢!嵐より隕石の方がいいって!」
「おっ、ナイス!それいいな!」
「隕石が落ちたら私達まで被害がくるぞ。」
「あ、そっか。じゃあ宇宙人に先生を浚ってもらえばいいんだ!」
「ついでにうちのお父さんも浚ってもらおうか。」
「くっ、母さんそれはやべえって…!」
「とか言いつつ笑っているじゃないか、晴矢。」
「だってよ、父さん後ろで石化してんだぜ?」
「「は?」」

首だけ動かして後ろを見ると、下は寝間着で上半身は裸。おまけに首にタオルを掛けたまま石化している一家の大黒柱の姿があった。

「なあ、父さんがよ。」
「風化し始めたよ。」

こいつに一家の大黒柱が務まるのか今から不安になってきた。


100813


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