01.ここはどこ

目を開けられないほどの強風だった。

そして、次に目を開けた瞬間…見たこともない世界が広がっていた。


「ここは…どこ?」


暗闇の中に不思議に光る館。
星の見えぬ空。
見たこともない衣を纏う人達。
その人達の手の中にある音を鳴らす箱。


ここは異国か何かか。
そう思ったものも束の間。

未知なる人達が話す言葉のほとんどを理解することができた。
よく見れば、その肌の色や顔の造りも馴染みが深い。



ならば…ここはどこなのか。


その疑問が、事の始まりへと私を戻した。





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この作品は、戦国生まれのヒロインが、現代っ子の元親のところにトリップということで、勝手に作った『反トリ』というジャンルとしております





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