元親に解放されたのは、私が3度達してしまってからだった。
私の経験が少ないからなのか、元親のテクニックが無駄にいいのか・・・そんなことはわからないけれど、朝食を食べるときにはもうくたくただった。


「いただきます」
「何んな不景気な顔してんだよ、朝から」
「誰のせいよ・・・」
「まあいいじゃねえか、気持ち良かったんだろ?」

否定することができずに私はただそっぽをむいた。
7日間で私はどうなるのかわからないのに、何でこう抱かれ続けなければならないのだろう。


「あ、そうだ元親。
 私家で仕事するから午後はそういうのなしで」
「・・・いいぜ、天道様が沈むまではいくらでも待ってやらあ」

意外に聞き分けのいい元親に驚いてしまったが、いいことなのでその点については触れないでおく。

それにしても早く平日にならないだろうか。
いくら休日と言っても抱かれるのは嫌だ。


「ほんと疲れた・・・」
「お疲れさん、今夜は優しくしてやっから」


そう言って頭を撫でながら、軽く頬に口付けを落とした元親にむっとして、少し睨んだのは言うまでもなかった。




  


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